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佐久間朱莉が4年ぶりにチェンジして初優勝を決めたパターとは? アイアンの隠れた工夫も“ALLピン”ならでは!?
「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝した22歳の佐久間朱莉。優勝に最も貢献したのは約4年ぶりに変更したパターのようです。
フェアウェイウッドとユーティリティーは最新の「G440」に
22歳の佐久間朱莉がついにプロ初優勝を飾りました。昨年も2位が3回、3位が2回と優勝まであと一歩に迫っていましたが、なかなか勝てませんでした。しかし、今季から新パターを使い始めると、「KKT杯バンテリンレディス」では今季最少パット数を記録して初優勝しました。

2024年も25年もドライバーからパターまで14本すべてピンのクラブを使っている佐久間。昨年から変わったのはフェアウェイウッドとユーティリティーを「G440」にアップデートして、パターを新モデルの「スコッツデール DS72」にしたことです。優勝後の会見でカギになったクラブを聞かれた佐久間は次のように語っていました。
「今日は本当にパターに助けられた1日でした。(パターのおかげで)悪い流れにならなかった。(優勝に貢献したクラブを)1本選ぶならパターです」
最終日は5メートル前後のミドルパットを入れ続けたことが優勝につながりました。前半では2番ホールで約4メートルのバーディーパットを決めます。そして後半は13番、14番でともに約5メートルのパーパットが残りましたが、それを沈めます。そして17番で決めたのが優勝を決定づけた約5メートルのパーパットでした。3日間のラウンド平均パット数は26.67。今季5試合のうち、最も少ないパット数でした。
佐久間は21年のプロテスト合格前から「ピン 2021パター DS72」を4年間使い続けていましたが、今年は開幕戦から25年モデルの「スコッツデールDS72」にスイッチしました。ヘッド形状は同じ「DS72」ですが、性能や打感はまったく違います。佐久間は新パターについて次のように語っていました。
「打感が柔らかいのに転がりが良くて、カップまでスゥーッと転がってくれるところがめちゃくちゃお気に入りです。ようやく初優勝をつかむことができたので、次は2勝目、3勝目と勝利を積み重ねていけるよう頑張っていきます」
もう一つ、佐久間のセッティングでユニークだったのがアイアンです。アイアンは6番からPWまで「ブループリントS」で揃えていますが、カラーコードが違います。カラーコードというのはピンのフィッティングに基づくライ角設定のこと。
佐久間は6番、7番、8番アイアンの3本はRED(1度フラット)にしていますが、9番とPWはORANGE(2度フラット)。ちなみに3本のウェッジもORANGE(2度フラット)でした。おそらくショートアイアンやウェッジだけライ角をフラットにしてつかまり過ぎないようなスペックにしているのでしょう。
高校生の頃からピンのクラブを使ってアマチュア競技やナショナルチームで活躍していた佐久間。昨年は未勝利ながらメルセデス・ランキング8位に入りました。今年は初優勝によって年間女王候補に名乗りを挙げています。
2025 佐久間朱莉の最新セッティング
1W:ピン G430 MAX 10Kドライバー(ロフト角/9度 シャフト/N.S.プロ レジオフォーミュラB+)
3W、5W:ピン G440 MAX(ロフト角/15度、19度)
4U、5U:ピン G440(ロフト角/23度、26度)
6I-PW:ピン ブループリントS(シャフト/N.S.プロ850GH)
GW、AW、SW:ピン s159クロム(ロフト角/48度、52、57度)
パター:ピン スコッツデール DS72(ロフト角/3度)
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