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9月5日発売! ブリヂストン「BX」シリーズドライバー 個性豊かな4モデルを試打比較 一般ゴルファーが飛ばせるのは?
ブリヂストンから2025年の最新シリーズとなる「BX」が登場します。ドライバーは「BX1ST」「BX2HT」「BX1LS」、限定モデル「Bリミテッド BX1 ツアー スター」の計4モデル。比較試打したゴルフライターの鶴原弘高が、各モデルの特徴をレポートします。
LS(ロースピン)が通常販売モデルに仲間入り
ブリヂストンの新シリーズは、これまでの「B」に「X」が追加されて「BX」というシリーズ名になりました。少しおさらいしておくと、2023年に発売された「B」シリーズのドライバーは、「B1ST」と「B2HT」、さらに限定モデル「Bリミテッド B1LS」の計3モデルが展開されていました。25年シリーズはさらにモデル数が一つ増えて、「BX1ST」「BX2HT」「BX1LS」が通常販売モデル。そして新たな限定モデルとして「Bリミテッド BX1 ツアー スター」が用意されています。

これまでは限定品だった「LS」が新シリーズで通常販売品になったのは、前作で「LS」を求めるゴルファーが想定よりも多かったからだとか。結果、新シリーズは限定モデルを含めるとヘッドの選択肢が4つに増えて、より個々のゴルファーのニーズに対応しやすいラインアップになりました。
ヘッドの外観で特徴的なのは、独自のミーリング加工を施したフェース面の「バイティングフェース 2.0」です。従来よりもドライバーでのスピン量を約250回転も減少させる効果を持ち、ウエット時にはボールの滑りを防いで右に押し出すミスを防いでくれます。

4つの各モデルは、カーボン面積を前作よりも増やしたカーボンセミモノコック構造になっていて、オフセンターヒット時にボール初速を維持する「サスペンションコア」も前作から引き続き採用されています。ドライバーにはそういった共通のテクノロジーが使われているものの、各モデルはヘッド形状が異なっていて、実はヘッド構造もモデルごとにずいぶん変えて作られています。同じシリーズのドライバーといえども、かなり性格が異なる4つのモデルになっています。
というわけで各モデルの特徴を探るべく、今回はロフト角を9.5度で統一し、ヘッドスピード41m/s前後で試打計測しました。装着されているシャフトは、各モデルに用意されている標準シャフトのフレックスSです。
BX2HTドライバー:“顔”“打感”“つかまり”の良さが光る優等生
BXシリーズの中では“つかまり系”として用意されていて、アベレージ層のゴルファーに最もハマりそうなのが「BX2HT」です。ヘッド形状は丸形でヒール側にもボリュームがあり、どことなく球をつかまえやすそうな顔つきに仕上げられています。とはいえ、フェース面が被っているようには見えません。ヘッドの据わりが良く、フェースのトップラインとフェース面が平行に見えて、フェース全面がターゲットを向いてくれます。これはBXシリーズの共通点なのですが、とにかく顔がいいです。

打ってみると、構えたときの印象どおりにヘッドをターンさせやすく、適度に球がつかまります。打ち出し角は高めで、弾道安定性のある2500回転ぐらいのスピン量。キャリーを出しやすく、ドロー系の弾道を打ってもドロップしづらい性能です。
標準装着されている白いコスメのシャフト「Diamana BS50 II」は、シャフト全域が大きめにしなるタイプ。このシャフト性能もボールの打ち出し角と球のつかまりを補助してくれています。
BX1STドライバー:左右の打点ブレに驚くほど寛容な面長ヘッド
前作にあたる「B1ST」からヘッド形状が踏襲されていて、ヘッド後方部のふくらみが少なく、面長なシルエットに見えるのが特徴的なモデルです。極端に言うとアイアン的な雰囲気があるので、ゴルファーによっては球を強く押し込んで打てそうにも感じられるでしょう。
モデル名に使われている「ST」は「ストロング トラジェクトリー」の頭文字なのですが、その名のとおりに強弾道を打ちやすいです。兄弟モデルの「BX2HT」よりも打ち出し角が低く、スピン量も少なめ。筆者が打つと「BX2HT」とのスピン量の差は300回転ぐらいになりました。ただし、決して打ちこなすのが難しいドライバーではありません。ミスヒットしても直線的にボールが飛んでくれる寛容性が備わっていて、とくに打点の左右ブレにはめっぽう強いです。球のつかまり感も悪くありません。
標準シャフト「SPEEDER NX BS50w」は、カタログ数値では「Diamana BS50 II」との差が少ないですが、実際に振ると手元側にしっかり感があります。ヘッドスピード42m/sぐらいまでならこのシャフトで対応できそうです。
BX1LSドライバー:舐めてかかると怖いぐらいの低スピン弾道になる
ブリヂストンらしい、キレイな丸形ヘッド。通常販売される3モデルのなかで、いちばんオーソドックスな雰囲気に仕上げられているのが「BX1LS」です。打ってみると、他の2モデルよりも高めの打音を響かせながらボールが飛び出し、「BX1ST」よりもさらに数百回転も少ない低スピン弾道になりました。試しにフェースの上めでヒットしてみると、打ち出し角14度、1800回転の高弾道かつ低スピン弾道を打つこともできました。

ヘッドの重心位置が浅い影響もあって操作性が高く、スピーディーに振り抜けるのが長所です。他社の低スピン系ドライバーと比べると球もつかまえやすく、寛容性もあるほうです。そうは言っても、普段からスピン量が多くて困っているハードヒッターが、もっと飛距離を稼ぐために使うべきモデルです。油断するとドロップしてしまう危険性もあり、取り扱いには注意すべきモデルでもあります。
BX1スター ツアードライバー:スピン量までコントロールしたい人向き
カスタム専用の限定モデルとして新登場する「Bリミテッド BX1 ツアー スター」は、ヘッドのヒール側が絞り込まれていて、洋ナシ形状に近いモデルになっています。構えた瞬間から「引っ掛けないぞ!」という印象をゴルファーに抱かせる顔つきです。
少し気合いを入れて打ってみると、「BX1LS」と同様に振り抜き感が良くて、こちらも低スピン弾道。ヘッドの操作性は「BX1LS」以上になっていて、良い言い方をするならゴルファーの意思が伝わりやすいヘッド。悪く言うと、大多数のゴルファーにとっては打ちこなすのが難しいヘッドです。左右の打ち分けだけでなく、スピン量まで自分の意図どおりにコントロールしたい人向けのモデルです。
9割のゴルファーは「BX2HT」と「BX1ST」の2択でいい
限定モデルを含めると計4モデルでの展開になったBXシリーズですが、多くのアマチュアゴルファーに適合しそうなのは「BX2HT」と「BX1ST」の2モデルになるでしょう。低スピンモデルの「BX1LS」は、カスタムシャフトを装着して1ヤードでも遠くに飛ばしたいハードヒッター向けの性能です。また「Bリミテッド BX1 ツアー スター」は、今どきのドライバーらしくないマニュアル的な操作性を持たせてあるモデルです。「BX1LS」のほうはまだ少しニーズがありそうですが、限定モデルが合う人は本当に少数だと思います(だからこそ限定品として販売されているのでしょう)。

「BX2HT」と「BX1ST」はそれぞれ性能が異なりますが、どちらも非常に良いモデルとして評価できます。国内メーカーであるブリヂストンらしいヘッド形状と構えやすさ、打感の良さ、球のつかまえやすさを備えながらも、今どきのドライバーらしいボールの初速感、ヘッド挙動と弾道の安定性、オフセンターヒット時の寛容性が確保されています。「BX2HT」と「BX1ST」の2モデルだけでいいので、一度は手にして外ブラの主要モデルとも打ち比べてみてほしいです。
試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka
【取材協力】フライトスコープジャパン

今回の取材はフライトスコープジャパン本社内のパフォーマンススタジオをお借りし、「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボールを用いて計測を行いました。
公式サイトhttps://flightscope.co.jp/
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