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- 地味にムズくてつまんない…効果は承知でも長続きしない“ハーフスイング”の肝 “グリップ圧”をつかむコツ
スイングの基礎固めのためにハーフスイングを徹底してやりなさい、とはレッスンプロや上級者がよく言うこと。「よし、頑張るぞ」と取り組んでみたものの、小さいスイングだから簡単かと思いきや、これがなかなか当たらない。つまらなくなって三日坊主どころか“30分坊主”くらいで挫折した経験のある人も多いのでは。ハーフスイングのコツは実はグリップ圧にあるようです。
グリップを握る強さは緩すぎても強すぎてもダメ
スイングの基礎を固める練習法といえばハーフスイングですが、実際にやってみると、これが意外と難しい。ビギナーや女性ゴルファーが陥りやすいハーフスイングの間違いと練習法のコツをK’s Island Golf Academyの川村李咲(かわむら・りさ)コーチに聞きました。川村コーチは石川遼らを指導したことで知られる元杉並学園コーチの吉岡徹治氏に師事してゴルフに取り組み、今年からインストラクターとして女性ビギナーの100切り企画など自ら立ち上げるなど、精力的に活動しています。

川村コーチによると、ハーフスイングのポイントはグリップを握る力感にあるようです。
「ハーフスイングはスイングの基礎をつくる上で効果的な練習法です。振り幅は手元が腰から腰の高さで、クラブは7番アイアンがおすすめ。パターを除く13本のクラブの中のほぼ真ん中のクラブを使うことで、スイングの基礎を築きやすくなるからです。ただし、腰から腰の振り幅を意識するだけではうまく打つことはできません」
「ハーフスイングのポイントはグリップを握る強さ。緩すぎてもダメですし、強すぎてもダメ。どれくらいの強さが適正なのかが難しいですよね。目安の強さをつかむ方法は次の通りです。体の正面で手元を腰の高さにセットして、そこからヘッドを手元の高さよりも下に下げます。次に手首の動きだけでヘッドを顔の高さまで持ち上げる。この時のグリップの握りの強さをハーフスイング中、常に意識してください。ハーフスイングの振り幅にすると握りが弱すぎる人がほとんどで、ヘッドが下に垂れる傾向があります」
小指の下側の膨らみと指でクラブを支える感じで握るのがポイント
川村コーチは感覚的に常にヘッドが手元よりも高い位置にあるイメージでスイングすることが大事だと言います。
「トーナメント会場でプロも実践するハーフスイングでの練習法ですが、プロが行うのは、そのゾーンの動きがそれだけ重要という証です。だからこそ、ビギナーを含めてアマチュアの方にはハーフスイングの練習を重視してもらいたいのです」
グリップする際に左手の小指の下側の膨らみと指でクラブを支える感じで握るのがポイントだと言います。そこを支点にしてヘッドを下から上に持ち上げると、テコの原理を利用して楽に持ち上げることができます。アドレスの状態からテークバックでクラブを上げる際に、このテコの原理を使うと手元が腰の高さの位置でヘッドが上に上がり、手首が約90度にキープされます。
その角度をキープしたままダウンスイングに入り、インパクトを迎えます。フォローは惰性でヘッドが上に上がりますが、この時もグリップの握りの強さを適正に保つことで手首が90度になり、ヘッドが上に上がってくれます。ハーフスイングでもしっかりボールがフェースに乗ることが重要です。単に振り幅を小さくする練習法ではないということを理解しておかなければ、どんな効果的な練習法も意味がないということですね。
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