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- 疲労によるスイングの乱れを簡単改善! すぐ試せる“ステップ打ち”のやり方とは? 【元警察官プロ吉竹千絢のお悩み相談】
警察官として張り込みをしている時にゴルフと出会い、その魅力に取りつかれ、ティーチングプロに転身した吉竹千絢プロがアマチュアゴルファーの疑問にズバッと答える連載企画。第5回は、多くのゴルファーが気になるラウンド中に崩れた「スイングテンポ」を整える方法をご紹介します。
疲労からスイングテンポが崩れている
ゴルフのニューススタッフのTさんは、平均スコア100~110のアベレージゴルファーですが、ドライバーが当たれば250ヤードを超えます。しかし、ラウンド中にスイングテンポが崩れるとボールの曲がり幅も大きく、OBを出して大叩きすることも少なくありません。どうすればスイングテンポの悪さを解消できるのでしょうか。
吉竹プロは、ラウンド中の疲労がスイングテンポが崩れる原因になると話します。
「人それぞれにクセがありますが、スイングテンポが崩れる原因の一つは、体の疲労です。スタートしてすぐはスムーズに動いていた体も、ホールを重ねるうちに腕や足、腰などに疲労がたまり、動きが悪くなります。結果、トップで止まってしまったり、逆に打ち急いでしまったりとスイングテンポが悪くなるのです。でも安心してください。悪くなった動きは特別な素振りを行うことでリセットすることができます」
「ステップ打ち」を普段の練習に取り入れるのがおすすめ
ラウンド中に崩れてしまったスイングテンポをどうすれば直すことができるのでしょうか。吉竹プロは「ステップ打ち」がおすすめと話します。
「まず通常のアドレスよりも後方に下がって、ボールから離れた位置に立ちます。そこから素振りをしながらステップを踏むように前に移動して、ボールに近づいていくのです。腰の高さまでフォローを出したら、振り戻す勢いでテークバックし、同時に左足を前に踏み出します。トップからはクラブを振り下ろしつつ、右足を前に踏み出し、フォローでまた戻して……といった具合に連続して素振りを行っていきましょう。バラバラになっていた足や腕の動きが同調し、スイング全体のリズムが整ってくるはずです」
「コースではボールを打てませんので素振りだけですが、普段の練習に取り入れて、最後にボールを打つのもおすすめです。体全体をスムーズに動かして、ボールを打つ感覚を日頃から磨いておけば、それだけでスイングテンポが崩れにくくなるはずです。ぜひラウンドや日々の練習に『ステップ打ち』を取り入れてみてください」
真夏のラウンドでは、より一層疲労がたまりやすくなり、スイングテンポも崩れやすくなります。吉竹プロがおすすめする「ステップ打ち」を実践すれば、ラウンド後半でもナイスショットの割合が多くなるかもしれません。
【撮影協力】パーソナルベストプレミアム
住所:東京都大田区西糀谷3-41-3 長藤ビル1F・2F
【解説】吉竹千絢(よしたけ・ちひろ)
1993年生まれ、山口県出身。警察官として「張り込み」をしていた場所にゴルフ練習場があったことで興味を持ち、ストレス発散を目的にゴルフをスタート。練習やラウンドを続ける中で、自然の中でスポーツをする爽快さにハマって、ゴルフのとりこになる。ティーチングプロの道を志したきっかけは、100切りを達成して、スコアアップする喜びを知ったこと。その3カ月後にはティーチングプロになることを決意。警察官を辞職し、練習場のアルバイトなどをしながら練習に励んだ。翌年のLPGAティーチングプロの実技試験に合格。現在はティーチングプロA級の資格を取得し、東京都大田区の「パーソナルベストプレミアム」に所属してレッスン活動を行う。社会人になってからゴルフを始めた分、「大人のゴルフの分からない」を理解でき、明快な答えを出せることが強み。
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