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- 林の中から低く真っすぐな弾道で一発脱出! アドレスの形を再現できる右ヒジの使い方と振り幅の調整法とは?
林の中から低いボールを打ちたいのに、予想以上にボールが浮いて枝に当たったり、狙いよりも左右に打ち出して木に当ててしまった経験はありませんか? 確実に低く、狙ったところへボールを打ち出すには、右ヒジの使い方が大切なんです。
体とヘッドの距離を変えない
林の中に入ったボールを脱出させるには、枝の下をとおす低い球を打つのが正解です。とはいえ、思うように低い球を打てない、あるいは狙ったところへボールを打ち出せないと悩む人もいるでしょう。そんな人にお勧めの打ち方を紹介します。
その前に今回の状況を説明しましょう。ボールは林の中にありますが、前方左右にある木に当たらず、なおかつ張り出した枝よりも低い球を打つことができれば、グリーンに向かってボールを打ち出せます。ボールからグリーンまでは約100ヤード。ある程度の飛距離は欲しいところです。

この場合、使用クラブはウェッジよりもロフトが小さい7番アイアンを選択しましょう。ボールをスタンスの真ん中よりも1個ぶん右に置きます。
これで低い球を打つ準備はできましたが、問題はいかにアドレスの位置にクラブヘッドを戻してくるか。フェース面が少しでも開いたり閉じたりすると、前方左右の木に当たる確率が高くなります。なおかつ、ロフトが小さいままボールをヒットしなければいけません。
要は、体とヘッドとの距離さえ変わらなければ、インパクトではアドレスの位置にヘッドが戻ります。しかも、フェース面もスクエアに戻ります。体とヘッドの距離を変えないためには、アドレスから右ヒジを右ワキ腹につけておき、スイング中は一切離さずにつけたままにしておきましょう。スイング中はそのことだけに集中しておけばOKです。
スイングはハーフショット
フルショットだと右ヒジを右ワキ腹につけたままスイングすることが難しい人でも、ハーフショットならどうでしょう? 幸い、この状況ではグリーンまで100ヤードしかないのでフルショットはいりません。
私の場合、7番アイアンでフルショットしたときの飛距離は145ヤードです。ハーフショットは7割ほどの距離が出るので、約90ヤード。ランを入れれば100ヤードぐらいになると思います。

必然的に7番アイアンでのハーフショットになりますが、注意点はクラブをやさしく振らないことです。両手が胸から胸までの高さに来る振り幅になりますが、そのゾーンだけはしっかりと振り抜きましょう。インパクトでボールを多少強く打つイメージがあっても構いません。とにかくスイングを緩めないことです。
あとは、下半身はしっかり固定しておき、体重移動は行いません。基本的に右ワキを右ワキ腹につけてさえおけば。上体が起き上がることもないでしょう。
林の中から脱出できる低い球を打てるようになれば、アゲンストが強い日にフェアウェイからでも使えます。ゴルフの幅を広げるためにもマスターしましょう。
取材協力・美浦ゴルフ倶楽部【GRAND PGM】(茨城県)
【レッスン】飯田真梨(いいだ・まり)

1995年生まれ、東京都出身。ティーチングプロフェッショナル資格A級。12歳からゴルフを始める。日大ゴルフ部では1年生からレギュラーになり、団体戦の全日本大学対抗戦で優勝を飾っている。レッスンだけでなく、24年はレギュラーツアー1試合、ステップアップツアー13試合に出場している。
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