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- 「手打ち」な方がバンカーショットは簡単だった! アゴがあって高さが必要なバンカーからの安全脱出法とは?
アマチュアの多くはバンカーショットが苦手。そこへきてボールがアゴの近くにあると、うまく脱出できる気がしません。プロはバンカーでも球の高低や距離を打ち分けますが、そこまでのテクニックはなくとも、普段よりちょっと高さを出すだけならアマチュアでも簡単にできる、と石井忍コーチはいいます。
「球が上がる打ち方」を知ればあおり打ちを防げる
バンカーショットは、ロフトが56~58度くらいのサンドウェッジ(SW)で打つことが多いので、普通に打ってもそれなりの高さが出せます。
しかしアゴが近かったり高かったりすると「アゴを越えないのではないか」という不安や恐怖感から無意識に球を上げようとしてミスしがちです。

でもそんなとき、普段よりちょっと球が上がってくれるバンカーショットの打ち方を知っていれば安心です。
「アゴが気になってどこかに『球を上げたい』という気持ちがあるのに、無理に『普通に打てば大丈夫』と言い聞かせてスイングしても、それが無意識に“上げたい気持ち”が動きに表れてあおり打ちになり、ミスにつながることは多々あります。それならば、最初からちゃんと球が上がる動きを意識してスイングしたほうがいいんです。そのための簡単な方法があります」(石井コーチ)

ポイントは手首の使い方。ロブショットのような感覚で手首をやわらかく使ってヘッドを走らせれば、簡単に普段よりも高い球が打てます。
このとき重要なのが、左手首を甲側に折って使うこと。手首のコックを使うというと、これとは反対に右手首を甲側に折る動きをイメージする人が多いですが、これだとロフトが立ちやすく、ウェッジのバンスも使いにくくなります。バックスイングでは、クラブを立てるように左手首を甲側に折ることでフェースを開いて使うことができます。
ダウンスイング以降は、手首をやわらかくグリグリと動かす感覚でそれをほどきながら振っていきましょう。バンカーなら多少ダフリ気味に入ってもミスにならないので、かなりアバウトな感じでOK。そしてフォローでもまた左手首を甲側に折るイメージで、クラブを立てるように振り抜きます。

「この手首の動きで球は十分に上がるので、これ以外に球を上げようとする動きを取り入れるのは厳禁です。アドレスでは少し左体重で立ち、そこから体重移動せずにスイングするようにしてください。スイングの最下点は自分の左ワキくらいになるので、ボール位置をそれより少し左に置けばオートマチックにダフれ、ナイスアウトできます」(石井コーチ)
腰を落としたまま「手打ち」の感覚でOK
「バンカーショットではウェッジのバンスを使うためにフェースは開いて構えてください。慣れない人は違和感があるかもしれませんが、何度かこれでうまく打てれば自然と慣れてくるので、怖がらずに思い切り開きましょう。このとき、手元を左にズラしてフェースを開く人がいますがこれはNG。手元は体の真ん中、シャフトが地面と垂直でフェースだけが右を向く形を作りましょう」(石井コーチ)

いい構えが作れたら、スイング中は体重移動せず手打ちの感覚で振り切ることが大事。フェースを開き手首を使って球を上げれば、飛びすぎる心配はありません。体の上下動もミスの原因になるので、下半身をどっしりと固めたまま腕と手首だけでスイングするくらいの感覚でOKです。
「アドレス時、少し腰を落として構えるとヒザが曲がります。この角度を変えないように左ヒザを曲げたままスイングしてください。バンカーが苦手な人、『打ち込め』と教わってきた人は、フィニッシュが取れずに“打ち込んで終わり”になりがちですが、あまりそういった意識は必要ありません。ヒザを曲げたまま、フィニッシュまでしっかり振り切ってください」(石井コーチ)

この打ち方で球を上げるときの手首の使い方がわかれば、ロブショットにも応用できるといいます。
まずはミスの心配の少ないバンカーでこのテクニックを身につければ、ゴルフ全体のレベルアップにも役立ちます。
取材協力・ジャパンゴルフスクール(千葉県)
【レッスン】石井忍(いしい・しのぶ)

1974年生まれ、千葉県出身。日大ゴルフ部出身で98年にプロテストに合格。久保谷健一、金田久美子らのコーチとして優勝に貢献し、現在は若手を中心に指導。昨年は都玲華と手束雅がプロテストに合格している。ゴルフ中継の解説者としても活躍するとともに、千葉市、神保町、赤坂の「エースゴルフクラブ」を主催しアマチュアへの指導も行っている。
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