- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- スコアアップ
- 「練習場でドロー=コースではチーピンOB」ってホント!? レンジボールの特性を知らないと本番で大ケガになる
レンジボールとコースボールでは、そもそもの目的も構造も性能も異なります。そのため、レンジボールの特性を知らずに調子に乗っていると、コースでは痛い目に遭うかもしれません。
レンジボールは「飛ばない・つかまらない」傾向にある
一般的な練習場のボールは「レンジボール」と呼ばれ、ラウンドで使用する「コースボール」とは、そもそもの目的も構造も性能も異なります。そのため、「練習場だと、いつもより飛ばない」「本番になると、なぜか練習場とは違う球筋が出る……」といった現象も十分に起こり得ます。
今回はレッスンプロの小松拓夢氏に、レンジボールとコースボールの違いに加え、レンジボールとの“正しい付き合い方”を聞いてみました。
「コースボールは、文字通りコースで最大限のパフォーマンスを発揮するために開発され、飛距離、スピン性能、打感などを追求しています。また、ディスタンス系やスピン系など、ボールごとに様々な特性がある点もよく知られているでしょう」
「一方のレンジボールは、タフな使用環境から耐久性と低コストを最優先に作られ、ネットの外へ飛び出さないように重量や性能が抑えられています。また、池に向かって打つような練習場では、ボールを回収しやすいように、レンジボールの中でもとくに軽いタイプが使われていることもあります」

「レンジボールはダンロップ製もしくはブリヂストン製が大半を占め、シンプルな1ピースもしくは2ピース構造を採用しています。コースボールに比べると、打ち出し初速や弾道の高さが抑えられていて、飛距離も5~10%ほど落ちます。また、ボールがつかまりにくい傾向にあるため、スライスの度合いも大きくなります」
「もちろんボールの劣化具合も弾道に大きな影響を与えます。たとえば表面のディンプルがツルツルになっているボールは、異常に飛ばなかったり、不規則な変化をともなう球筋になったりもします。そのため、普段の練習ではレンジボールならではの特性を踏まえつつ、結果にこだわりすぎることなく、スイングの“本質”に注力していく方がベターでしょう」
「練習場では少し右に逃げるくらいの球を打っておけ」
各地の「練習場レポート」をライフワークの一環としている筆者は、練習場によってボールの質が大きく異なることを強く実感しています。
また、「距離表示」をレンジボールに合わせている練習場も少なくないですが、その事実を親切に明記しているか、とくに悪気はないけれど“サバ”を読んでいるかという違いもあったりします。練習場に行った際には、手持ちの距離計でターゲットまでの距離を測ってみると、新たな発見があるかもしれません。

では、レンジボールとの“正しい付き合い方”はあるのでしょうか。小松氏は次のように話します。
「まず大前提として、練習場はあくまでも練習場なので、結果に一喜一憂する必要はありません。それよりも、ボールを芯でとらえる感覚、気持ちよく振り抜ける感覚、フィニッシュがぴたりと決まる感覚などを身体の中で培っていくことで、スイングに磨きをかけていくことが目的になります」
「レンジボールはその構造上、コースボールよりも飛ばない・上がらないのは当然なので、そこで無理に飛ばそう・上げようとすると、スイングの本質とはかけ離れていってしまいます。また、ボールがつかまりきらない感覚は少し気持ち悪いかもしれませんが、そこはレンジボールだからと割り切る必要があります」
「学生時代の監督からは『練習場では少し右に逃げるくらいの球を打っておけ。それぐらいでちょうどいい。練習場できれいなドローを打っていたら、コースだとチーピンが出るぞ』と言われていたことをよく覚えています」
筆者は4カ所ほどの練習場を利用して、ボールの重量を調査してみましたが、比較対象のコースボールとまったく同じ45.85グラム/コースボールよりも0.32グラム軽い/同じく0.52グラム軽い/同じく0.96グラム軽いというバラバラの結果が出ました。
考えてみれば、練習と本番で異なるボールを使うのは、数ある球技の中でゴルフだけと言ってもよく、本番のボールもプレーヤーひとりひとりで違います。こうした特異性も、ゴルフというスポーツの奥深さを生み出しているのかもしれません。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.1」。
最新の記事
pick up
-
西村優菜と共同開発! 理想の高弾道とスピンを実現した「QUANTUM MINI SPINNER」がついに発売!<PR>
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
ranking








-150x150.jpg)


