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- 新たな練習の形「シミュレーションゴルフ」のメリット・デメリット
ゴルフの練習といえば多くのゴルファーが“打ちっぱなし”といわれる屋外練習場をイメージすると思いますが、最近東京都内を中心に「シミュレーションゴルフ」の練習場が誕生しています。
新しい練習場所として人気「シミュレーションゴルフ」
一般的にゴルフの練習をする場合、“打ちっぱなし”といわれる屋外の練習場に行くことがほとんどですよね。しかし、住んでいる地域によっては、近所に屋外練習場がない方も多いのではないでしょうか。
そういった場合の新しい練習場所として人気がある「シミュレーションゴルフ」をご紹介したいと思います。
飛距離やスイングスピードなどのデータが取れる
シミュレーションゴルフというと、食事やアルコールなども提供されるレジャー用の施設を連想される人も多いかもしれませんが、実は近年、東京都内に、練習場として使えるシミュレーションゴルフが次々と誕生しています。
その一例が、東新宿にある「ドライビングレンジ東新宿」です。「ドライビングレンジ東新宿」はゴルフシミュレーターメーカーであるGOLFZON Japanが運営するインドアゴルフ練習場施設です。
店舗を管轄する店舗事業チームの島津さんにシミュレーションゴルフで練習をするメリットを伺ったところ、「天候に左右されないこととアクセスの良さ」を挙げていただきました。
「雨や風、また暑さや寒さを気にせずに練習できることはメリットですね。屋内であれば、天気に左右されず快適な環境で練習することができます。また、打ちっぱなしは車などが必要になりますが、シミュレーションゴルフであれば生活のなかで、何かのついでに練習をすることが可能です」(島津さん)
こちらの施設の特徴は、クラブやゴルフシューズが全て無料でレンタルできるので、ゴルフグローブ1枚だけあれば気軽に練習ができること。さらに曜日に関係なく23時まで営業しているので、仕事帰りに利用することもできます。(朝は7時から営業しているので、早起きして朝練という選択も!)
シミュレーションゴルフのメリットは、屋外練習場ではわからない飛距離やスイングスピード、打球速度、スピン量などのデータが取れるところ。さらに、スイングの映像を保存することもできるので、客観的にスイングを見ることも可能です。
レッスンに対応している施設もあるので、レッスンプロにしっかりスイングを見てもらって練習することも可能です。
ドライビングレンジ東新宿では、「全体の2〜3割のお客様がレッスン利用されています。特に平日は練習で利用されている方が多い一方で、週末はラウンドモードを使って楽しんでいる団体の方もいます」(島津さん)と、様々な使い方ができることも魅力です。
また、初心者ゴルファーにシミュレーションゴルフをオススメする理由としては、自分の各番手の飛距離を正確に知ることができる部分にあります。コース上で残り150ヤードになった時に何番のクラブで打つべきかというのは、初心者にとってはかなり悩むところです。
「とりあえず7番で打つか…」などとなりがちですが、ちゃんと自分の番手の飛距離を把握して、かつ得意なクラブができれば、コースマネジメントを考える楽しみが生まれ、ゴルフの醍醐味を味わうことができます。
シミュレーションゴルフで練習するデメリット
ただし、シミュレーションゴルフで練習をするデメリットについても把握をしておきましょう。
まず、実際の弾道がわからないという点。もちろん、シミュレーションゴルフでも弾道は表示されますが、あくまで機械がはじき出したデータです。
実際の打った感覚と弾道を一致させるには、屋外の練習場の方に分があります。とはいえ、最近はシミュレーションゴルフの精度もかなり高まってきているようで、島津さん曰く、「打った後のボールの飛んでいく高さや落ち方がとても自然なので、昔からのゴルファーからも、『思ったよりも自分の感覚と弾道の違和感がない』との声をいただいています」とのことです。
加えて、短い距離の練習にはあまり適しません。シミュレーションゴルフにもアプローチの練習モードがある機種もありますが、アプローチも打った感覚とボールの出方の感覚を合わせることが重要なので、ボールの飛んだ先が実際に確認できないシミュレーションゴルフは、アプローチ練習には不向きかもしれません。
※ ※ ※
ここまで、シミュレーションゴルフを使っての練習について紹介をしてきました。もちろんメリット・デメリットはありますので、適切な使い方をするのが大事です。アクセスの良い場所に施設もあるので、有効活用してレベルアップに生かしてください。
取材協力:「ドライビングレンジ東新宿」
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