“正しく構える”がパッティングミスの原因!? 素振りから始動までは20秒以内がいい

14本のクラブの中で、最も使用する頻度が高いパター。全ストロークの3~4割程度を占める。パッティングの回数が減れば、スコアはアップするし、スコアは安定する。ツアープロコーチの大本研太郎氏に、パッティング上達のコツを教えてもらった。今回のテーマはスムーズに構える方法。

素振りから20秒以内にストロークを始めよう

 パッティングをする際、皆さんはどんなことを意識していますか?

 アドレスする時は、アライメント、スタンス幅、グリップ、ボールポジション、重心位置、前傾姿勢など。

 ストローク中は、手首の角度、体の動き、ヘッド軌道など。チェック項目をいくつも持っている人は多いのではないでしょうか。しかし、正しい形や正しい動きを意識しすぎると、左脳優位の状態になり、体が硬直して動きがぎこちなくなってしまいます。

打つまでに時間をかけるほどミスしやすくなる。20秒以内に始動することがパット上達の近道

 極端な言い方をすれば、正しく構えたり動かすことよりも、スムーズに構えて動かすほうがカップインの確率が高くなります。

 スムーズなアドレスやスムーズなストロークをするためにオススメしたいのが、素振りをしてから20秒以内に始動する習慣をつけることです。

後方に立ってパッティングしている自分の姿をイメージする

 皆さんは、自分が素振りから始動までに何秒かけているかを把握していますか?

 知らない人がほとんどだと思うので、ぜひ一度時間を計測してみてください。パッティングが苦手なゴルファーほど、始動までに時間をかけている傾向があります。

ボール後方に立ち、パッティングをする自分の姿を想像する。その映像の中に自分が入っていくイメージを持てば体がスムーズに動く

 素振りをしてから20秒以内にストロークを始めるコツは、具体的なチェック項目をいくつも考えるのではなく、イメージを作ることです。

 イメージするのは自分の姿。ボールの後方に立って素振りをしながら、「ボールの前にアドレスしている自分」を想像してください。映像化できたら、想像した自分の姿に溶け込むように、実際のアドレスポジションに入りましょう。

 すると、右脳優位の状態になって、体をリラックスさせながら構えることができます。

アドレスした後は“後ろから見ている自分”を想像する

 想像した自分の映像の中に入り込むようにアドレスしてからも、イメージ作りがポイントになります。

 実際にアドレスした後は、今度は後方から自分のアドレス姿を見ている自分を想像してください。体はボールの前にありますが、意識は後方の自分にある感覚です。

映像化した自分に重なり合うようにアドレスしたら、“後ろから見ている自分”を想像するとスムーズにストロークできる

 大切なのは、意識と体を一致させないこと。この感覚を身に付けると、素振りから20秒以内にストロークできるようになります。

 素振りから始動までの一連のイメージ作りは、パッティングだけでなく、ショットでも有効です。パットやショットの精度、再現性をもっと上げたい人は、ボールをたくさん打つよりもこのルーティンを練習してみてください。効率的に上達できるはずです。

取材協力・GPC恵比寿

【指導】大本研太郎(おおもと・けんたろう)

1974年生まれ。レッシュプロジェクト・マスター級トレーナーの資格を所持。データと理論に基づくティーチングの他、マネジメントやメンタルの分野にも精通したレッスンに定評がある。2018年PGAティーチングアワード最優秀賞を受賞。プロコーチとして、東浩子、藤田さいき、臼井麗香らの指導も行っている。「GPC恵比寿」主宰。

スムーズなパッティングを妨げる動きなど、レッスンのポイントを写真でチェック

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