アイアンと同じグリップじゃダメ!? パッティングでは「逆オーバーラッピング」がいい理由 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

アイアンと同じグリップじゃダメ!? パッティングでは「逆オーバーラッピング」がいい理由

14本のクラブの中で、最も使用する頻度が高いのがパター。全ストロークの3~4割程度を占めるパッティングの回数が減れば、スコアはアップして、安定したゴルフができるようになる。ツアープロコーチの大本研太郎氏に、パッティング上達のコツを教えてもらった。今回のテーマはパターの握り方について。

パターのグリップは逆オーバーラッピングが基本

 右打ちの場合、右手は力感をつかさどる手、左手は方向性をつかさどる手と役割を分けることができます。パッティングの場合、右手をうまく使うことで、タッチやフィーリングを出しやすくなるわけです。

右手の指5本、すべてをグリップに触れさせて握るのが基本。力感や距離感をコントロールしやすくなる

 右手を有効活用するためには、5本の指をグリップに密着させることが大切。右手すべての指がグリップに密着すると、ストロークがより安定するはずです。

 また、右手の指の中で、最も重要なのが薬指です。この指は、インナーマッスルと繋がっているため、薬指を中心にしてグリップを包み込むように握ることで、パターの慣性を活かしやすくなります。

 一方の左手は、右手の小指と薬指の上に左手の人差し指を乗せて握るのがスタンダード。つまり、パッティングのグリップは、逆オーバーラッピングがベターということです。

右手の人差し指が“悪さ”をしない自分に合ったグリップを探す

 ゴルファーの中には、「ショットと同じ握り方がいい」とオーバーラッピングでパターを握る人がいますよね。しかし、これでは右手の小指、くすり指が浮いてしまうため、右手の密着感が少なくなってしまうのでオススメはできません。

右手の人差し指を使ってストロークするクセがある人は、人差し指を浮かせて構えたり、クローグリップで握ってみる

 もう一点、パターのグリップで気を付けたいのは人差し指の使い方です。この指はアウターマッスルと繋がっているため、人差し指を使うと、肩や手首に力が入りやすくなります。プレッシャーがかかるパッティングがうまくいかないのは、人差し指に原因があるかもしれません。

「人差し指を使ってストロークしてしまう」という人は、右手人差し指を浮かせて握ると、右手の“悪さ”を抑制できるはずです。それでもうまくいかない場合は、クローグリップを試してみるといいかもしれません。

右重心アドレスや右肩が前に出る人はクロスハンドがオススメ

 パターのグリップには、順手がいいのか、クロスハンドがいいのかという問題もありますよね。基本的には、まず順手でグリップしてもらいたいのですが、順手は「右手が下、左手が上」の形になるため、軸が右に傾いて右重心になったり、右肩が前に出たアドレスになるケースがあります。

順手でグリップして、右肩が前に出たり、重心が右に乗りすぎる人はクロスハンドを試してみる

「ターゲットに対してスクエアにアドレスできない」、「バランスよく立てない」なら、右手が上、左手が下になるクロスハンドでグリップするといいでしょう。両足に均等に重心が乗り、肩のラインをスクエアにしやすくなるはずです。

 前述のように、順手の場合は右手5本の指をグリップに密着させますが、クロスハンドの場合は左手5本の指をグリップ密着させて握ると、パッティングが安定しますよ。

取材協力・GPC恵比寿

【指導】大本研太郎(おおもと・けんたろう)

1974年生まれ。レッシュプロジェクト・マスター級トレーナーの資格を所持。データと理論に基づくティーチングの他、マネジメントやメンタルの分野にも精通したレッスンに定評がある。2018年PGAティーチングアワード最優秀賞を受賞。プロコーチとして、東浩子、藤田さいき、臼井麗香らの指導も行っている。「GPC恵比寿」主宰。

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