ネックの接着剤は溶けます…キャディーバッグのトランク入れっぱなしが年間通じてNGな理由

グングンと気温が上がり続けていますが、クラブのために避けたいことの一つにキャディーバッグを車のトランクに入れっぱななしにしておくことがあります。なぜ絶対NGなのか、東京都世田谷区の大蔵ゴルフスタジオ代表、市川雄一郎氏が解説します。

トランク内の温度が上がり、ヘッドがソケット部分から取れる危険性

 夏季の気温上昇とともに、クラブへの配慮が必要な事柄の一つとして、キャディーバッグの保管場所の問題が挙げられます。特に自動車のトランク内に放置しておくことは絶対NG。その理由について、大蔵ゴルフスタジオ(東京都世田谷区)の代表・市川雄一郎氏が詳しく説明します。

トランクの中にキャディバッグを置きっぱなしにするのはNG。特に横からの力に脆弱な軽量キャディーバッグはクラブを傷つけてしまうこともあるので要注意
トランクの中にキャディバッグを置きっぱなしにするのはNG。特に横からの力に脆弱な軽量キャディーバッグはクラブを傷つけてしまうこともあるので要注意

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 日中の直射日光が強い駐車場に車を停めていると、特に夏場は車内の温度は劇的に上昇します。トランク内部の温度もこれに比例して上がり、意図せずクラブを過酷な環境下に置くこととなります。その結果、熱に敏感なゴルフクラブに悪影響を与える可能性があります。接着剤が溶けるなどして、ヘッドがソケット部分から取れやすくなる危険性も生じます。

 そのため、大切なゴルフクラブは、特に夏場は車のトランクに長時間放置しないようにする注意が必要です。自宅での保管はもちろんのこと、外出先でも駐車場が直射日光を受ける場所であれば、面倒であっても車から降ろして保管することが推奨されます。プロゴルファーはホテル滞在時でも部屋にクラブを持ち込んで、直射日光から保護をしています。

横からの負荷に弱いクラブはトランク内で破損する可能性もある

 しかし、夏だけ気をつければいいわけではなく、クラブを車のトランクに常に保管することは、年間を通じて避けるべきです。盗難のリスクはもちろん、クラブが横からの力により破損する可能性もあるからです。

 頑丈なプロモデルのキャディーバッグは強度が高く、横からの力に対してもある程度抵抗力があります。しかし、軽量キャディーバッグなどは強度が低く、横からの力に対して脆弱です。特にナイロン製のキャディーバッグなどの上に重い荷物を置くと、直接クラブに力が伝わり、シャフトを傷つける可能性があります。

 クラブの寿命を保つためにも、車で移動する際はクラブに余計な力がかからないように気をつけることが大切です。そして、移動していない時間帯は、できるだけクラブをトランクから出して保管するようにしましょう。これらの対策は、ゴルフクラブの性能を維持し、より長く活躍してくれるための重要な心掛けです。

【解説】市川雄一郎

大蔵ゴルフスタジオ代表の市川雄一郎氏
大蔵ゴルフスタジオ代表の市川雄一郎氏

GDOにて多くのゴルフメーカー、パーツメーカー、プロゴルファーを取材し、ゴルファーへ最新の情報を発信する仕事にかかわる。すべてのゴルファーに合うクラブを作りたい。その思いで2011年に大蔵ゴルフスタジオ町田をオープン。2016年大蔵ゴルフスタジオ世田谷をオープン。さらに2020年には大蔵ゴルフスタジオハワイをオープンしている。大蔵ゴルフスタジオ公式HP/www.ogs-p.jp/

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アルカリ電解水、マイクロファイバーか布切れ、食器用洗剤、歯ブラシ、メラミンスポンジと、ほぼ100均でそろうものばかり
アウトソールは歯ブラシで細かい部分に入り込んだ汚れをかき出す
ミッドソールはメラミンスポンジで磨く
アッパーは合皮などの場合はアルカリ電解水を、天然皮革は専用クリーナーを使い、マイクロファイバーなどで磨く
トランクの中にキャディバッグを置きっぱなしにするのはNG。特に横からの力に脆弱な軽量キャディーバッグはクラブを傷つけてしまうこともあるので要注意
大蔵ゴルフスタジオ代表の市川雄一郎氏

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