野球やテニス経験者はやっぱり有利!? ゴルフに似ていて上達に役立つスポーツってなにがあるの?

他のスポーツ上級者であっても、すぐに上達できるとは限らないのがゴルフといわれています。野球やソフトボールが何となく「ゴルフに有利」といわれていますが、その他に「似ているスポーツ」はあるのでしょうか? また、ゴルフだけ他のスポーツの例えが頻繁に登場するのでしょうか? 様々なスポーツトレーニングを勉強、レッスンに活かしている筒康博(つつ・やすひろ)コーチに話を聞きました。

ゴルフは止まっているボールを打つ「静」から始まるスポーツ

 様々なスポーツ選手や有名人がゴルフにハマっていますが、「ゴルフだけは難しい」という声は常に聞かれます。有名プロスポーツ選手でもコンペで150以上のスコアを叩く人もいれば、スポーツ経験がないのに80台でラウンドするアマチュアも多数います。

 昔から「野球出身者は飛ぶ」、「ピッチャーはうまくなる」や「ホッケーに似てる」など、ゴルフの動作やスイングは他のスポーツに例えられることが多いです。

バスケットボールのフリースローとゴルフのパッティングは、「静」から「動」、「カップ(リング)に入れる」点などが共通していると考える選手や専門家が多い
バスケットボールのフリースローとゴルフのパッティングは、「静」から「動」、「カップ(リング)に入れる」点などが共通していると考える選手や専門家が多い

 事実、PGAツアー選手をはじめ海外のプロたちは、バスケットボールや野球、ホッケーやテニスなど学生時代にいくつかのスポーツを行うのが一般的。ゴルフだけの独自性は、「止まっているボールを静止したアドレスから行う球技」という点。だから難しく「できるだけ止まらずにスイングしたい」のです。

 ゴルフは「カップ(穴)に入れる」というシンプルなスタイルから、現在の形に発展しました。バスケットボールのフリースローは、自らのタイミングで「静」から「動」に切り替えて「リング(穴)に入れる」という部分が似ています。宮里藍選手はパターの名手でもありましたが、バスケットの影響が大きかったのかも知れません。

低めのボールを打つ動きはゴルフにそっくり! 「飛ばし」は野球が鉄板

 誰でも知っているのが、野球とソフトボール経験者は「飛ぶ」という説。事実、僕もたくさんのプロ野球出身者と接しましたが、「飛ばし」に関しては圧倒的。

低めのボールを捉えたインパクト時のフォームはゴルフスイングにそっくり
低めのボールを捉えたインパクト時のフォームはゴルフスイングにそっくり

 ゴルフクラブの2~3倍の重さのバットを振り回し、ゴルフの3倍以上の重さのボールを打ち返すパワーはすごいです。大リーグで大活躍中の大谷翔平選手がプロゴルファーだったら何ヤード飛ばすのだろう、と想像してしまうのは僕だけではないはずです。

 ちなみにドラフト1位でプロ入りしたピッチャー出身者であるジャンボ尾崎選手は、日本男子ツアーの優勝回数トップのレジェンドです。バッティングのパワフルな動作とピッチングの繊細なコントロールは、ゴルフスイングでも重要な要素であるのはいうまでもありません。現在でもウオーミングアップ時にキャッチボールやバット素振りを行うプロや上級者もたくさんいます。

アマチュアのプレーには運動神経の有無は関係ない?

【写真】ゴルフと似ていて上達に役立つスポーツ

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バスケットボールのフリースローとゴルフのパッティングは、「静」から「動」、「カップ(リング)に入れる」点などが共通していると考える選手や専門家が多い
低めのボールを捉えたインパクト時のフォームはゴルフスイングにそっくり
球技でありながら小さなカップを狙う「ターゲットスポーツ」でもあるゴルフは、アーチェリーにも似てる
左手でスティックを持ち先端をみぞおちに当て、右手でウェッジを持つ
バックスイングで上体を回していればスティックの先端は右を指す
上体が回っていれば、フォローでもスティックが先行する
上体が回っていれば、フォローでもスティックが先行する
スティックよりもウェッジが先行する人は体が止まっている証拠
小さなバックスイングでも胸を右に向ける意識を必ず持つ
逆に、フォローではしっかりと胸を左に向けていく意識を持つ
インパクトではスティックがウェッジよりも先行している形が正しい
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