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- 時間を持て余す? スタートの“1時間前”到着は適切な集合時間と言える!?
スタートの1時間前までにはゴルフ場に到着しておくことがマナーとされています。ゴルフ場に到着後、スタートまでの時間はどのような過ごし方をするのがベストなのでしょうか?
ウオーミングアップや練習に時間を使いましょう
ゴルフ場にはスタートの1時間前までに到着して、ティーイングエリアには10分前に集合するのがマナーとされています。そのためには、渋滞に巻き込まれる可能性も考慮して、ある程度余裕をもって自宅を出発したほうが無難でしょう。
順調に到着すればスタートまでの1時間を有意義に使うことができますが、どのように過ごすのがベストなのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は以下のように話します。
「絶対にやっておいたほうがいいのは練習グリーンでのパッティングです。結局、ショットがうまくいかなくてもアプローチとパターでどうにかなってしまうのがゴルフなので、スタート前にグリーンの状態は必ず確認しておきましょう」
「やみくもに打って『カップインした!』と喜ぶのではなく、『今日のグリーンはこのぐらいの強さで打ったらこのぐらい転がる』と距離感を意識して練習することが大切です」
さらに、ショット練習もなるべく実施したほうがいいと三浦氏は話します。
「20~30球でもいいので、ショットの練習と素振りはしておきたいです。何の練習もせずにいきなり朝一のドライバーショットを打つのはリスクが高いので、体をほぐしてボールを打つ感覚をつかんでおきます」
「特にミスショットの傾向を把握しておくことが大切で、『ちょっとダフっている』『フックしている』などがスタート前に分かれば、クラブを短く持ったりコースマネジメントに反映したりすることができます。ショット練習ができないコースであれば、素振りを5分程度行うだけでも効果的です」
「ウオーミングアップをしない」過ごし方とは?
三浦氏はゴルフ場の雰囲気に慣れることも大切だと言います。
「ゴルフ場に滞在している時間が長ければ長いほど雰囲気にも慣れるので、心が落ち着いた状態でプレーがしやすくなります」
「プロゴルファーの中には3時間前に到着する人もいるぐらいなので、バタバタと10分前に到着したアマチュアがいきなりティーショットを打ってもナイスショットになるわけないですよね。『今日はベストスコアを更新したい』と考えているゴルファーは、1時間前に到着してウオーミングアップに時間を割くとスコアにいい影響があるかもしれません」
また、ゴルファーの中にはスコアに固執しすぎず、単純に仲間とのプレーを楽しみたいと考えている人もいます。三浦氏は「あえてウオーミングアップをしない」過ごし方もあると話します。
「私の母親がそうなんですが、1時間以上前にゴルフ場に到着しても、スタートまで友人とレストランでお茶をしながら談笑しています。早朝から友人とゆっくりお茶をする機会はゴルフぐらいでしかないので、非日常的な感覚が楽しいそうです」
「スコアを追求していくのであれば上述のようにウオーミングアップを行うのがベストですが、ゴルフそのものを楽しむことが優先のプレーヤーは、レストランでお茶をしたり友人と会話をして過ごすのもいいでしょう」
スタート時間までのベストな過ごし方は、ゴルファーが何を一番大事にしているかによって異なります。ただ、練習するにせよ友人たちとの会話を楽しむにせよ、スタートの1時間前にはゴルフ場に到着して、余裕をもってラウンドに臨むことが無難であると言えそうです。
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