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- 「クリークに気をつけて」も同伴ビギナーは「??」 意外と通じないゴルフ用語には何がある?
ゴルフ経験が長くなると、普段何気なく使っている単語が実はマニアックで、ビギナーでは理解が難しいということに気づかなくなっています。そこで、ちょっと分かりづらいゴルフ用語について考えてみました。
「レイアップします」と伝えたら「レイアップって何ですか」と返答
先日のラウンドでスタートホールの1番パー4のティーショットを左に引っかけました。まあ、よくある出来事です。
セカンド地点に行くと、ピンまで約200ヤードなのでグリーンを狙えないこともないのですが、右サイドのOBが少し気になったので、出だしから無理をする場面でもないだろうと思い、「レイアップします」と同伴者に伝えて9番アイアンで刻みました。
そのレイアップが功を奏し、3オン1パットでパーが取れました。本人としては大満足の結果でしたが、カートに戻ったときに同伴者から「ところでさっきのレイアップってどういう意味ですか?」と質問されました。

レイアップとはグリーンまで距離がある場合、次のショットが打ちやすいところに距離を抑えて打っていくことです。でも、いわれてみればレイアップという用語はゴルフをする人であれば100%知っているかというと、そうではないことに気づきました。
自分の行動を同伴者に知らせようと思って発した言葉なのに、それが同伴者に伝わっていないのは残念な振る舞いだなと感じました。「短いクラブで刻みます」と伝えたほうが分かりやすかったと反省しました。
その反省を踏まえ、ゴルフ用語はなるべく使わないようにラウンドを進めていたのですが、7番パー5のティーショットを打つ前にホールレイアウトをカートナビで確認したところ、打ち上げのティーショットをのぼり切ったところでフェアウェイが途切れており、クリークが横切っていることが判明しました。
ティーグラウンドからクリークはまったく見えないので、同伴者にも知らせたほうがいいと思い、「このホールはセカンドショットがクリーク越えになるので、ティーショットを打つ前にホールレイアウトを確認しておいたほうがいいですよ」と伝えたところ、「クリークって何ですか?」と質問されました。
クリークは小川のことですが、カートナビにクリークと記されていたので、そのまま伝えてしまいました。「クリークは小川のことです」と説明したところ、「小川のことをクリークっていうんですね。初めて知りました」という答えが返ってきました。
クリークという用語もゴルフをする人であれば100%知っているかというと、そうではないことを思い知らされました。
初心者はカートナビの説明を理解するのも難しい
そのような視点でカートナビのホール攻略アドバイスを読んでいると、初心者には理解するのが難しそうな用語がけっこう多く使われています。
8番ホールは「左ドッグレッグのミドルホール」ですが、初心者は「ドッグレッグ」も「ミドルホール」も分からないかもしれません。
「ドッグレッグ」は犬の足のように折れ曲がった形状のホールのことです。「ミドルホール」はパー4のことですが、これは和製英語です。英語では「ロングパー4」「ミドルパー4」「ショートパー4」といういい方をします。

パー3を「ショートホール」、パー4を「ミドルホール」、パー5を「ロングホール」と呼ぶのは日本特有です。
9番ホールでまたもや「グリーン手前を横切るクリークに注意」という説明が出てきました。先ほどクリークという言葉を初めて知った同伴者は、まだうろ覚えらしく「クラークでしたっけ? クリークでしたっけ?」と確認していました。
12番ホールは「3つの深いバンカーに囲まれた砲台グリーン」です。「砲台グリーン」はグリーン全体が周囲より高くなっている形状のグリーンのことです。これも用語を知らなければ理解できないでしょう。
17番パー5は「グリーンはアンジュレーションが大きく複雑な形状」です。「アンジュレーション」は起伏のことです。この言葉もゴルフ以外ではほとんど見ないので、「アンジュレーションって何ですか?」と聞かれる可能性があります。
ゴルフを始めたばかりのころは「ゴルフってなんでこんなに専門用語が多いのだろう?」と思っていましたが、20年以上経つと初心を完全に忘れていました。ゴルフ場でもそれ以外の場面でも、一部の人にしか理解できない言葉はなるべく使わないことをあらためて肝に銘じました。
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