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- スコアメイクのカギは“イライラ”を受け入れること? 全ゴルファーが実践したい「怒り」コントロール法
「イライラさえしなければもっとうまくいくのに……」ゴルファーであればラウンドを振り返ったときにそう思ったこともあるでしょう。「怒り」という感情は誰でも持っている厄介な存在です。穏やかな気持ちでプレーするためにも、怒りをコントロールする方法はないのでしょうか?
怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」
ゴルファーにとって「怒り」という感情は、ミスショットを誘発しかねない厄介な存在です。ゴルフだけでなく仕事や日常生活にも悪影響を及ぼす可能性があるため、怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」という手法を学ぶことが大切です。
アンガーマネジメントとは一体どのようなものなのでしょうか。自身もシングルプレーヤーで、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介氏に話を聞きました。
「アンガーマネジメントは『怒りを抑えこむ』とは少し違います。人が持っている怒りの感情を受け入れ、コントロールしていく心理トレーニングのことを指します。発祥はアメリカで犯罪者の矯正プログラムとしてスタートしましたが、時代背景に合わせて日常でも使えるように進化してきました」
「怒りの感情は『悲しみ』『不安』『つらさ』などネガティブな感情から身を守るために起こります。例えば、ゴルフではティーイングエリアに立つと不安になったり、OBを打つと悲しみやつらさを感じたりします。ミスが続いたときや自分の理想としているショットとは全く違う結果になったときに『怒り』の感情につながりやすいのです」
安藤氏はラウンドそのものを楽しむためにも、アンガーマネジメントを理解することが大切であると言います。
「ラウンドの際も、同伴者の誰かが怒っていると気を使ってしまい、心から楽しむことができなくなります。アンガーマネジメントを理解すると自分の感情と素直に向き合えるようになり、ストレスを軽減できたり集中力が向上したりします。その結果、同伴者との楽しいラウンドにつながりスコアにもいい影響があるでしょう」
怒りの原因は「固定観念」?
さらに、アンガーマネジメントの具体的な手法についても話を聞きました。
「まずは『衝動のコントロール』が大切です。人の怒りはカッとしてから『6秒』あれば理性が働くと言われています。怒りを感じたときすぐに感情をあらわにするのではなく、まずは6秒数えることを意識してみましょう」
「自分の中で 『こうあるべきだ!』といった固定観念があると、それを達成できなかったときに怒りへと変わりやすくなります。ゴルフでは自分の理想とするショットをイメージして打つことがありますが、許容できるミスの範囲を広くしておくことで有効なアンガーマネジメントが可能です」
「ゴルフでも生かせる手法としては、スコアカードなどに打つ前の感情を記録する方法があります。どんな感情でショットをするとうまくいくのか、逆にミスをするのかなど、自分がどういう気持ちのときに最もいいショットが打てるのか知っておくと上達にもつながります」
怒りの感情は隠そうとしても人に伝わってしまうことがあります。なぜなら、怒りは自分のストレスを誰かに「知ってほしい」「助けてほしい」という自己防衛の感情であるからです。
しかし、怒りをあらわにする行為は周囲に悪影響を与えかねません。怒りと上手に付き合うことで楽しいラウンドができるのです。アンガーマネジメントはすぐに効果が出るものではありませんが、今から少しずつ継続して習慣化を目指してみてはいかがでしょうか。
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