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- 「え、今のホール5打じゃない…?」 同伴者の“スコア間違い”は指摘すべき?
実際の打数よりも少ないスコアで申告してしまうゴルファーがまれにいます。過少申告はわざとなのか数え間違いなのか判断に困りますが、同伴者は指摘すべきなのでしょうか。
指摘するのであれば数え間違いをしている前提で
ゴルフは各ホールの打数を自ら申告するため、プレーに対して誠実であることが求められます。しかし、中にはスコアを過少申告してしまうゴルファーもまれにいるのです。
「自分の目標としているスコアを達成したい」「同伴者に負けたくない」「コンペで上位に入りたい」など、さまざまな理由から過少申告をしてしまうケースが考えられます。
また、単にスコアを数え間違えて、無意識に少なく申告してしまうこともあります。数え間違いはペナルティーの罰打を誤ったり、ミスショットが多すぎて大叩きした場合などに起こりやすいでしょう。
ゴルフは同伴者と共にプレーする競技でもあるので、他人のスコアを数えている人も意外と多いです。中には過少申告に気づいてしまい、指摘していいものなのかどうか分からない人もいるかもしれません。
同伴者はどのように対応するといいのでしょうか?
指摘するのであれば、いきなり疑うのではなく同伴者が数え間違いをしている前提で問いかけるといいでしょう。「あそこでのペナルティー忘れてない?」などと尋ね、数え直してもらうきっかけを与えると本人が間違いに気づいてくれる可能性が高まります。
一方で、数え間違いに気づいたとしても、あえて指摘“しない”選択もあるでしょう。気心知れた仲間とプライベートでのラウンドであれば、スコアうんぬんよりも、同伴者のショットを見て「ナイスショット!」と声がけをするなど、場を盛り上げてエンジョイすることに重きを置いたほうが楽しいラウンドになるはずです。
楽しい雰囲気でプレーしてる最中に「さっきのホールは1打過少申告してたよ」と指摘しても場の雰囲気が悪くなるだけでしょう。ましてや大会や競技ゴルフでもないので、指摘したところで何か意味を成すとも考えにくいですが、ビギナーの場合はスコアの付け方をよく理解していないことも考えられるので、その時はしっかりと教えてあげるべきです。
ゴルフは自己責任のスポーツ
マスターズの創設者でもあるボビー・ジョーンズは、1925年の全米オープンに出場した際、自分にしか分からない程度に動いたボールを自ら申告し、1打罰を課したことが有名なエピソードとして知られています。
その結果、惜しくもプレーオフで優勝を逃したものの、多くの人はジョーンズのフェアプレーを称賛。本人は「当然のことだ。それがゴルフのルールだからだ」と述べ、「スコアをごまかさなかったわたしを褒めてくれるのは、銀行強盗をしなかったわたしを褒めてくれるようなものである」との名言を残したのです。
同伴者が過少申告した場合、スコアを指摘するかどうかは時と場合によるとも言えますが、ゴルフはスコアを自らが数える自己責任のスポーツなので、自分自身と真正面から向き合うことが求められます。
ビギナーであってもベテランであっても、すべてのゴルファーは自分のプレーに対して誠実であることが大切だと言えそうです。
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