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- 「ドンマイ」「珍しいですね」は上から目線?? ラウンド中に意識すべき掛け声とは
ゴルフを楽しくプレーするには同伴者への掛け声が大切です。しかし、何気ない一言が相手を不快にさせてしまう場合も。ラウンド中に気をつけたい言葉を認識し、同伴者と楽しくプレーできるようにしましょう。
ミスそのものに触れない掛け声が無難
「相手を励ますつもりが不穏な空気になってしまった……」ラウンド中の何気ない一言で、相手を不快にさせてしまった経験はないでしょうか。
ラウンドは同伴者と長い時間を共にするため、プレー中のスマートな行動はもちろん、相手の気分を害さない気配りも大切です。お互いが楽しくプレーできるよう、発言には気をつけたい言葉を覚えておきましょう。
![ゴルフにおける適切な掛け声とは? 写真:AC](/wp-content/uploads/2023/08/22444531_l.jpg)
ミスした相手を励ます言葉としてよく使われる「ドンマイ」ですが、人によっては耳障りに聞こえることも。
サッカーや野球などの団体競技ならまだしも、ゴルフは個人競技です。同伴者はゴルフ仲間であるのと同時に、競技上はスコアを争うライバル。スコアで負けている時にミスをして「ドンマイ」と言われると、上から目線の言葉だなと受け取る人もいるでしょう。
また、ミスをした際の「珍しいですね」という言葉も避けたほうが無難です。この言葉には気遣いの気持ちが含まれていますが、一方で「あなたにとっては珍しいミスかもしれないが、私にとってはよくあるミスなんだよ」と感じてしまうことも。
ミスの傾向は人それぞれ異なるので、「珍しいですね」と気を遣ったつもりで言った言葉が、必ずしも相手に当てはまるとは限りません。
相手がミスショットを打った場合は、ミスそのものに対して触れないことが大切です。「あの辺りに落ちましたね」と一言添えてボールを一緒に探したり、「ここは難しいですね」と条件が悪かったことに言及すれば角の立たない表現になるでしょう。
「自分が言われたらどう思うか」を判断基準に
![「ナイスショット!」ゴルファーが最もよく使う掛け声 写真:AC](/wp-content/uploads/2024/06/3232776_l-2.jpg)
ラウンド中によく発せられる「ナイスショット!」の掛け声ですが、使うシチュエーションには気をつけたいところです。人によって思い描くショットは異なりますし、最悪なケースは打球の行方も見ずに「ナイスショット!」と言って、そのボールがOBになってしまうこと。その後のラウンドが気まずい空気になりかねません。
もちろん、ティーショットで飛距離も稼げてフェアウェイのど真ん中に放った素晴らしいショットであれば「ナイスショット!」と言っても問題ないでしょう。しかし、ずっと「ナイスショット!」ばかり言っていても何だか単調になってしまうものです。
海外では「グッドショット」という言葉も使われていますが、その他にも「(距離が)飛んでますね」「完璧」「(次打でグリーンを狙ううえで)最高のポジションです」なども有効でしょう。
大切なのは同伴者が放ったショットをしっかり見たうえで適切な掛け声をすることです。言われた側も「ちゃんと見てくれているんだ」という気持ちになり、その後も前向きな気持ちでプレーができるはずです。
また、男性が女性と一緒にラウンドする場合、言葉遣いはいつも以上に気をつけましょう。せっかくオシャレしてきたゴルフウエアに対して、「その服動きづらくない?」「(アクセサリーを)外したほうがいいよ」と言えば相手の気持ちも下がってしまいます。
アクセサリーがスイングの際に引っかかったりと、プレーに支障が出てケガにつながる危険がある場合は本人のためにも指摘すべきですが、そうでないのであれば、「おしゃれですね」「似合ってるよ」などと素直に伝えるのが無難でしょう。
同伴者に嫌な思いをさせて、不穏な空気のままプレーするのは避けたいところです。何気ない一言で相手を不快にさせてしまうことは、日常生活の中でもありえることですが、意識すべきは「自分が言われたらどう思うか」を考えることです。
ラウンド中はその場の状況をしっかり見極めて、適切な掛け声を挟みながら同伴者とのゴルフを楽しみましょう。
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