- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 「ビギナーだから仕方ない」では済まされない! コースデビューでも絶対に避けるべき迷惑行為とは
ゴルフを始めたばかりのビギナーであれば、慣れないラウンド中に意図せずマナーに反した行動をとってしまうかもしれません。ラウンド中の注意すべき行動には、どのようなものがあるのでしょうか。
ビギナーが陥りがちな「スロープレー」
週末は多くの人でにぎわうゴルフ場ですが、一部のプレーヤーの行動によって、ラウンド中の他の利用者に迷惑をかけてしまうことがあります。
特にラウンドに不慣れなビギナーは要注意。知らず知らずのうちにマナーに反した行動をとっていることも考えられるので、トラブルに発展するのを避けるためにも、ラウンド中の注意すべきポイントを理解しておきましょう。

まず、注意しなければならないのは「スロープレー」。ゴルフ場ではプレーのスピードを適切に保つことが重要です。
目安としてはハーフを2時間15分以内で回ることですが、スロープレーは同伴者や後続組に迷惑をかけるだけでなく、ゴルフ場全体の流れにも影響を及ぼします。「使う可能性のあるクラブを何本か持ってボール地点に行く」「ボール探しに時間をかけすぎない」など、プレーが円滑に進むような行動を常に心がける必要があるのです。
ショットを打つ際に集中力を要するゴルフでは、静かな環境をつくることも大切です。スマートフォンの着信音を切ったり、大声での会話を控えるなど、周囲に配慮しなければなりません。
同伴者がプレーしている間は動作音にも気をつけましょう。物音を立てたり、ビニール袋が少し擦れたりするだけでもプレーヤーは気になるものです。気心知れた仲間とのラウンドでつい気持ちが緩んでしまうこともありますが、プレー中は静かな環境をつくる意識を忘れてはいけません。
他にも、バンカーやグリーン上では同伴者や後続組への細やかな配慮が必要です。バンカーはアゴが低い位置から入り、ショット後は必ずレーキを使って足場をきれいに整えましょう。グリーン上では同伴者のパッティングラインを踏まないことや、脚を引きずったり、喜びのあまりジャンプしたりして、芝を傷つけないように注意することがマナーでもあります。
「打ち込み」は非常に危険な行為

「打ち込み」も危険な迷惑行為と言えます。前の組が打球の届かない安全な位置にいないことを確認せずに打つことはとても危険です。ブラインドホールなどでは相手の位置を目視できないこともあるので、カートナビで必ず前方の状況を把握し、安全な距離が確実にとれているか確認しましょう。
カートの運転にも注意が必要です。プレーが遅いからと前の組をあおるような運転はもちろん、スピードの出し過ぎや急ブレーキは大きな事故を引き起こす可能性があり、実際に死亡事故も起きています。
また、後続組がナビでカート位置を確認している場合があるので、カートは最後に打つプレーヤーの近くに止めておきましょう。まだ打つ人が残っているにもかかわらずカートを進めてしまうと、打ち込まれる可能性があるので非常に危険です。
さらに、ゴルフ場に時間ギリギリに到着することも避けなければなりません。プレーの開始がたった1組遅れただけで、ゴルフ場全体に多大な迷惑をかけてしまいます。
「ギリギリでも間に合えばOK」という考えは今すぐ捨てるべきです。時間ギリギリや遅れそうなときは、同伴者やゴルフ場に速やかに連絡することを忘れてはいけません。ゴルフ場側はスタート時間を変更したり順番を調整したりといった対応ができるので、連絡を入れて到着したあとはスタッフの指示を仰ぎましょう。
日常から離れ、自然豊かな環境の中でプレーできるゴルフは本当に心地がいいものですが、身勝手な迷惑行為は人に嫌な思いをさせたり、危険な目に遭わせてしまうことも考えられます。
ラウンド中は自分のことばかりに目を向けるのではなく、ビギナーであっても同伴者や他のプレーヤーへの配慮を常に心がけ、互いに思いやりを持ってプレーすることが大切であると言えそうです。
最新の記事
pick up
ranking