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- 「サンダル練習」はマナー的にも技術的にもNG!? “サンダル打ち”で得られる意外な練習効果とは?
練習場には厳格なドレスコードは存在しませんが、クロックスやサンダルで練習をおこなうのはマナー違反になるのでしょうか。
サンダルやクロックスを履いた練習はマナー違反にはならない
一般的に練習場には、ゴルフ場のような厳しいドレスコードは存在しないので、比較的ラフな格好で利用することができます。運動に適した服装や靴を履いて練習するのがベストですが、夏場の暑い季節はクロックスやサンダルで練習したい人もいるかもしれません。
練習場でクロックスやサンダルを履いて練習することは、マナー違反になるのでしょうか。東京都世田谷区の千歳ゴルフセンター代表で全日本ゴルフ練習場連盟会長を務める横山雅也氏は以下のように話します。
「当練習場では服装に関して明確な規定は設けていませんが、運動に適した服装でのご利用を推奨しています。サンダルやクロックス、ブーツやヒールで練習していてもこちら側から注意することはありませんが、カカトの高いシューズは足を傷めてしまう可能性があるので避けたほうが無難です」
ゴルファーのなかには、サンダルやブーツなどで練習している人をとがめる人もいますが、一概にマナー違反とはいえず、あくまでも本人の自己責任で練習するシューズを選択することができます。
サンダルを履くと不安定な足場を想定した練習ができる
しかし現実的に考えて「運動に適していないシューズでの練習は実にならない」のでスニーカーもしくはスパイクで練習するのが効率的な気がしますが、レッスンプロの三浦辰施氏は、あえてサンダルやクロックスで練習するメリットがあると話します。
「一昔前は、サンダルやクロックスで練習するなんて『けしからん』とあおる風潮もありましたが、実は足場の不安定なサンダルで普段通り打てる人は、スイングの軸がしっかりしている証拠です」
「重心が安定しない状態でスイングをすると、手先で振ろうとしてしまうのでミスショットが起こりやすいです。ゴルフ場では打ちやすい真っ平らな環境はめずらしく、バランスの悪い傾斜やラフ、バンカーからショットすることがほとんどです」
「そのためスコアを追求していくのであれば、バランスの悪い環境でも、ある程度ボールを真っすぐ打てる練習をしておく必要があります。サンダルやクロックスは、不安定な状態を簡単につくることができるので、練習として取り入れるのは『あり』だと思います」
プロのなかには、裸足でショット練習をすることで体幹を鍛える人もいるそうです。基本的に足場の悪い場所からのショットは、ラウンドのなかで経験して身につけていくしかないと思い込んでいる人も少なくないですが、練習場でもある程度再現することができます。
傾斜をつくる練習グッズも多数販売されていますが、クロックスやサンダルであればほとんどの人が所有しているはずなので、すぐにでも実践することができます。カカトが高くなっているブーツやヒールでは、ツマ先下がりの状態をつくることができますが、体勢を崩した際の逃げ場がなくケガをするリスクがあるので、避けたほうが良いでしょう。
日常的にクロックスやサンダルで練習することはオススメできませんが、練習メニューのなかに取り入れてみると、ゴルフが上達するかもしれません。
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