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- 「ファー!」の後が大事 隣のホールに打ち込んでしまった時のマナー・打ち込まれた時の対応
ショットがスライスやフックで隣のホールへ飛んでしまうことは誰しも経験するもの。そんな時、どのように対応すればよいでしょうか。安全に楽しくラウンドを進めるためのマナーについて、JLPGAティーチングプロの岡本恵(おかもと・めぐみ)氏が解説します。
隣のホールに入る時は一声かけるのが原則
ゴルフはマナーが重視されるスポーツですが、ミスは誰にでも起こるもの。例えば、隣のホールにボールを打ってしまった時、その後の対応がプレーヤーの品格を示す重要な瞬間となります。JLPGAティーチングプロの岡本恵氏が、隣のホールに打ってしまった時の対処方法について解説します。
※ ※ ※
一般的に隣のホールにボールを打ち込んでしまった場合、最初に「ファー!」と大声で注意を喚起します。その後、ボールを探しに行くタイミングは隣のホールのプレーヤーの邪魔にならないように注意をしなければなりません。
打ち込んだ隣のホールのプレーヤーがプレー中の時は、邪魔にならない状況になるまで待つのが原則。プレーヤーの視界に入らない場所で待つようにしてください。ショットが終わって歩行中の時などは、「お邪魔します」と声をかけて許可を得てからボールの位置まで移動をするか、向こうから「どうぞ打ってください」と言ってもらえた時はお礼をしてからショットに入るようにしてください。
ボールの位置まで移動したら、焦らずにまずはそのボールが自分のものであるかを確認してください。確認をしないで打つと、そのホールをプレー中のプレーヤーのボールを打ってしまうという最悪のミスを犯してしまう可能性があります。
プレーが終わった後は、もう一度「お邪魔しました」とひと声かけて元のホールに戻ることがスマートな対処法です。また、隣のホールに打ってしまった場合は1ペナルティーでボールをピックアップして自分のホールに戻って打つというローカルルールを設定しているゴルフ場も多いですが、ボールをピックアップする際もそのホールのプレーヤーの邪魔にならないタイミングで声をかけてからボールを拾いにいくようにしてください。
最近増えているマナーを知らないプレーヤーとその対処方法
逆に、自分がプレー中のホールに他のホールのプレーヤーが入ってきた場合、残念ながらマナーを守らないプレーヤーもいらっしゃいます。
最も困るのが、自分のボールかどうか確認せずにプレーをしてしまうゴルファー。中には自分が何のボールを使っているのかを認識せずにラウンドしているゴルファーもいます。もし自分がプレー中のボールを間違って打たれてしまい、ロストボールになってしまうことを考えるとゾッとします。
このようなマナー違反に遭遇した際、一番の対処法は冷静に相手に注意を促すことです。ラウンドに慣れていない方の中には、隣のホールに打ってしまった際のエチケットやマナーについて認識がない方も少なくありません。プレーはプレー中のホールのプレーヤーが優先されることや、プレー中以外のホールからプレーを続ける際には、そのホールのプレーヤーに声をかけるべきなど、基本的なマナーについては教えてあげると再発防止につながります。
ただ、中には逆ギレしてくるゴルファーもいるかもしれません。そんな時はマスター室に連絡し、対処してもらうようにしましょう。
【解説】岡本恵
JLPGAティーチングプロ。ステップ・アップ・ツアー、アジアンツアーに参戦後、2009年よりティーチングプロとしてゴルフ練習場にて一般ゴルファーを指導。約15年の間に指導したアマチュアゴルファーは1000人以上。マナーやエチケットを守りつつも、楽しくゴルフしていただくのがモットー。現在は名古屋市の竜泉寺ゴルフ場にて指導を行なっている。
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