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- 「あわや乗り子」「噛んだ正輝」…昭和ゴルフは“ダジャレ”満載の芸能人ネタで会話が成り立っていた?
ゴルフでは昔から芸能人の名前を使ったダジャレのような言葉がよく使われていました。令和の現代で耳にする機会は減りましたが、具体的にはどんな言葉が使われていたのでしょうか。
今はほとんど聞かなくなったゴルフギャグ
「風がアゲてる」「ダフる」など、ゴルフにはラウンド中の会話に使われる独特な言葉(言い回し)がたくさんありますが、その中には昭和の時代から使われる「芸能人ネタ」があるのをご存じでしょうか。
令和の今となっては耳にする機会こそ減ったものの、覚えておけばベテランゴルファーから一目置かれる存在になれるかもしれません。
アマチュアゴルファーにとって、ラフからのショットは難しいシチュエーションの一つですが、クラブのフェースとボールの間に芝が挟まることを「噛む」とも表現するので、その際に「噛んだ正輝だ!」などと言ったりもしました。
これは、歌手の松田聖子さんの元夫で俳優の神田正輝さんが語源のダジャレ。少し世代が若ければ「噛んだうの(神田うの)」と言う人もいるかもしれません。
ビギナーにありがちなボールの頭を叩いてコロコロと転がってしまうトップ。これが出てしまった時には「出た! コロムビア・トップ!」などと言う時代もありました。コロムビア・トップは昭和の名漫才コンビで、テレビでは司会もこなす売れっ子。これを知っている方は間違いなく昭和生まれでしょう。
ゴルフを始めたばかりの頃は「力を抜け!」と言われても、ついリキんでしまうものです。そんな時に使われるのが、歌手の山本リンダさんをネタにした「山本リキんだ!」。山本さんといえばヒット曲「どうにもとまらない」が有名ですが、応用編として、リキんだショットでボールがあらぬ方向へ行ってしまったときに「山本リキんだ! どうにもとまらない!」と言っていたことも。「山本リンダコンボ」といったところでしょうか。これをゴルフ場で聞けたらラッキーかもしれません。
グリーン周辺では、例えば、ボールがもう少しでグリーンに乗りそうだった時に「惜しい! あわや乗り子だったね」と言っていたことも。昭和に活躍した女性歌手・淡谷のり子さんから引用していますが、同じ意味で使われるのが「三浦届かず(友和)」。ごくまれに「百恵ちゃんの旦那だね」などと遠回しに表現する場合もありました。
1度聞いただけではすぐに理解できない言葉も
ネタ元が芸能人のダジャレは、日本人に限ったものではありません。例えば、アプローチショットの際にボールの手前を打ってしまう「チャックリ」のミスが出た時には「チャックリウィルソンだ!」と言ったりもします。
語源は、筋肉キャラと陽気な性格で人気となった外国人タレントのチャック・ウィルソンさん。これにピンときた方は間違いなく昭和生まれでしょう。
さらに、あのスーパースター、マイケル・ジャクソンが元ネタになったのが、左に巻いていくようなフックを打った時に使われる「巻いてるジャクソン」。応用型として、OBかと思ったらセーフだった時のようにラッキーなことを「ついてるジャクソン」、グリーンにボールが乗っているときには「乗ってるジャクソン」などと言ったりしたことも。これはいろいろと応用が利きそうです。
ゴルフで使われる独特な表現は、ダジャレだけでなく他にも。
例えば、ボールが木の下に行ってしまった場合は「木下さん」などと言ったりします。その木が杉なら「杉下さん」、松の木なら「松下さん」と言い分けて使うこともありました。
また、打ったボールが転がって(ランが出て)距離を稼いだときには「銀座の花屋だね!」と表現することも。これを理解するのは少々トンチが必要です。銀座の花屋のお得意さんは高級クラブが多く、飾る花も高級な蘭(らん)が多いことからこのような言い方が広まったと言われています。
この他にもボールがカート道を転がって距離が出た時に使う「高速道路」や、3オン2パットを「3年2組」のように表現したりとゴルフには独特な言い回しがたくさんあります。
これらはラウンドの際に必ず使わなければならないものではないものの、ゴルフの楽しみ方の一つとして覚えておいても損はないと言えるでしょう。
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