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- 「おいおい、それ俺の球!」 プロも無縁ではない「誤球のプレー」 自分がした時とされた時の処置は?
ビギナーのなかには自分がプレーしているボールのメーカーや番号などを把握していない人も多く、隣のホールから現れて、よく確認せずに他人の球を打ってしまうなんてことも起こりがちです。ただ、この「誤球」の違反はベテランゴルファー、さらにはプロですらゼロではありません。自分がしてしまったとき、他人にされたときの処置を覚えておきましょう。
2罰打で「正球」をプレーし直さなければならない
ビギナーのなかには「周りに迷惑をかけてはいけない」と思うあまり、必要以上にプレーを急ぐ人がいます。
そんなときに起きがちなのが「誤球のプレー」です。目の前のボールが自分のものか、しっかり確認せずにストローク。あとで「誤球」と分かる、といったケースは意外に多いようです。
そこで今回は「誤球のプレー」。自分がしてしまった場合と、それとは反対に自分がされてしまった場合など、「誤球」に関するルールをおさらいします。
コース上でビギナーが戸惑うことの一つに、曲げたボールの落ち場所があります。曲げてラフに入ったボールがどのあたりに止まったのか。思ったよりずっと手前、あるいはずっと先ということがよくあります。ビギナーは、自分の飛距離のイメージと実際がマッチしないのです。
そんなとき、プレーの進行を急ぎすぎると、ラフのなかで見つけたボールを自分のものと早合点。確認せずにプレーし、結果、「誤球のプレー」となることがあります。
「誤球のプレー」に対するペナルティーは、それが放棄されたボール(いわゆるロストボール)でも、他のプレーヤーのボールでも、2罰打です。そして、プレーヤーは次のホールのティーショットを打つ前に(最終ホールでは、スコアカードを提出する前に)、正球をプレーし直すことで「誤球のプレー」を訂正しなければなりません。訂正をしなかった場合は、「失格」となります。
「誤球のプレー」は、プロのトーナメントでもときどき起こります。国内男子ツアー、2018年のダンロップフェニックスでは同じ用品メーカーと契約する松山英樹と星野陸也が互いに「誤球のプレー」。ラフの近い距離に止まったボールを互いに誤ってストローク。ともに、グリーン上で気づくというトラブルがありました。
なお、「誤球」で行ったストロークはスコアにカウントされません。訂正前に何度ストロークしてもペナルティーは2打です。
「誤球のプレー」後、正球が見つからなかった場合の救済
「誤球のプレー」を訂正するための正球がすぐに見つかれば何の問題もありません。
ところが、探し始めて3分以内に見つからないときは「紛失球」になります。その場合は、正しくはその前のストロークを行った箇所まで戻って、さらに1罰打で打ち直しをしなければなりません。
しかし、レジャーゴルフでは、この処置は周囲の迷惑になってしまいます。
そこで、代わる処置ですが、R&Aは「紛失球やOBの球についてストロークと距離に代わる選択肢」をローカルルールで認めています。2罰打のうえ、紛失球の場合は、ボールがあったと推定される地点の真横(ホールから等距離)のフェアウェイの端から、ホールに近づかない2クラブレングスの救済エリア(救済エリアは他にも設定できる)にドロップという救済です。レジャーゴルフでの「紛失球」は、このドロップをすると良いでしょう。
ただし、正球が見つからない場合でも、他の人が「誤球のプレー」をしたとか、誤って拾っていった。あるいはカラスが持ち去った、というようなことが事実上確実(例えば、目撃した人がいる)であるときは、「紛失球」とはならず、ボールが元あったと推定される箇所に、別のボールをリプレースしなければなりません。
なお、同様に、他の人やカラスなどの動物がボールを持ち去ったり、ボールに触れて動かす姿を直接目撃したときは、外的影響が「球を拾い上げたり、動かたことが分かっている」として、やはりボールが元あったと推定される箇所にリプレースとなります。
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