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- 「もったいない」と感じるだけでもスコアに好影響!? ちょっと高価なボールを選ぶメリットとは?
「高価なスピン系ボールは上級者になってから」と考えているゴルファーは多いと思います。しかし、スピン系ボールの恩恵はビギナーでも感じることができます。そこで、「アマチュアのボール選び」について改めて考えてみました。
身の丈以上の高価なボールでスコアが安定
直近1年ほど使い続けてきたボールを別の銘柄に替えることにしました。ボールの性能には特に不満はないのですが、高価格帯のボールを使っていたので、なくしたときの精神的&金銭的ダメージが大きすぎると感じ始めたからです。
筆者がそのボールを選んだのは、なくしたときに一番悔しかったからです。1年ほど前にいろんなボールを1スリーブ(3個入り)ずつ購入してゴルフ場で打ち比べていたとき、アプローチとパッティングの打感と距離感で選ぼうと吟味していましたが、なかなか決まりませんでした。
その理由は、使いたくないボールは簡単に見分けがつくのですが、使いたいボールが何種類かあり、どれが一番好みなのか甲乙つけがたかったからです。
この中からどうやって決めようか悩んでいたところ、OB区域やペナルティーエリアにボールを打ち込んだとき、1種類だけ「せめてボールだけでも回収したい」と必死に探している自分がいることに気づきました。
なくなるのが悔しいボールでプレーすれば、「なくさないように丁寧なプレーを心がけるようになるのでは」と思い、そのボールを使うことにしました。
正直にいうと身の丈に合ったボールではなかったのですが、それで1打に対する真剣さや丁寧さが身につくことを期待していました。
効果は自分が思っていた以上に発揮されました。ボールがなくなるリスクが高いショットは極力選択しなくなり、パー4のティーショットが曲がったときは無理に2オンを狙わず、刻んで3オンを狙うようになりました。
そうするとパー4とパー5で大たたきがなくなり、ボギーかダブルボギーでホールアウトできるようになりました。パー3は元々そんなに苦手意識がありませんから、ハーフ40台のスコアがコンスタントに出せるようになりました。
性能の違いをゴルフ場で比較すると面白い
ちょっと高価なボールはスコアメークにとても貢献してくれたのですが、2023年に入ってから想定外のことが起こりました。コロナ禍でゴルフを始めた人たちからのラウンドの誘いが急増したのです。
ラウンド数が増えるとボールをなくさないようにプレーしていても、必然的になくなる個数は増えます。金銭的負担を少しでも抑えるためにボールのコスト面を見直すことにしたのです。
1年ぶりにいろんな銘柄のボールをゴルフ場で打ち比べてみると、ボールによって打感や距離感がけっこう違うことにあらためて気づきました。
ボールを選ぶ際にドライバーの飛距離で決める人がいますが、これは賢明な選択ではありません。ドライバーの飛距離で比較すると高価格帯ボールも低価格帯ボールもほとんど変わりません。むしろ低価格帯ボールのほうが硬いぶん飛距離が出るケースもあります。
ただし、低価格帯ボールはスピンがかかりにくいのでグリーンを狙ったショットが止まりません。グリーン奥にこぼれて難しいアプローチを何度も打ち続けることになります。
スコアを左右するのは結局のところアプローチとパッティングですから、アプローチとパッティングの打感と距離感で選んだほうがいいです。
「そんなの違いが分かるのか」と思うかもしれませんが、ヘッドスピードが遅いショットのほうがボールの違いが分かります。ボールが重く感じたり軽く感じたり、フェースにくっついている時間が長く感じたり短く感じたり、いろんな感触が体に伝わります。
今回はボールの感触に加えて費用対効果も加味しながら銘柄を選ぶつもりです。どんな選択になるか自分でも楽しみです。
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