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- 異常気象で人工芝のティーエリアが増加傾向!? ティーの高さを妥協しない方法とその重要性
一部のゴルフ場やショートコースなどでしか見かけなかった「人工芝ティーイングエリア」。しかし、最近は異常気象の影響などもあり、少しずつ増加しつつあるそうです。
人工芝のティーイングエリアに金づちと五寸釘
近年はティーイングエリアを人工芝に張り替えるゴルフ場が増えています。理由は単純明快で、ティーイングエリアの芝生が枯れ、土がむき出しになってしまったからです。
どうしてティーイングエリアの芝生が枯れてしまうかというと、猛暑による水不足や線状降水帯による水びたしによって、芝生の健康状態が悪化したからです。
ゴルフ場関係者によると、グリーンとフェアウェイは日当たりや水はけを考慮して配置されていますが、ティーイングエリアは周りの木が成長すると午前中はまったく日が当たらなくなったり、風通しが極端に悪かったりするホールがあるそうです。
ゴルフ場としては18ホールを均一なコンディションにしたいのですが、ホールロケーションによって芝つきのいいティーイングエリアと芝つきの悪いティーイングエリアが出てきます。
ティーイングエリアの芝生が薄くなり、土がむき出しになると、パー3ではティーショットの成否に影響が出てきますし、パー4やパー5でも3番ウッドでのティーショットが難しくなります。また、見た目もみすぼらしくなりますから、人工芝を敷き詰めます。
個人的には天然芝だけど芝生がスカスカなティーイングエリアよりも、人工芝のティーイングエリアのほうが好きです。普段の練習も人工芝のマットの上で打つことが多いので、気軽にティーショットが打てます。
しかし、ゴルファーの中には人工芝のティーイングエリアに不満を持っている人もいるようです。一番多い不満は“ティーが刺さらない問題”です。その問題を解消するため、ゴルフ場はティーボーリングという地面に穴を開ける道具をティーイングエリアに置いています。
しかしながらティーボーリングも万能な道具ではありません。冬場のゴルフ場で使ったことがある人はご存じでしょうが、穴の深さを思いどおりに調整できるわけではないのです。
この問題を解決すべく、あるゴルフ場でユニークなアイテムが用意されているのを発見しました。それは金づちと五寸釘です。これを使えば穴の深さを自分の好みに調整できます。
実はこのゴルフ場、1カ月前にもプレーしたのですが、そのときは金づちと五寸釘はありませんでした。1カ月の間にメンバーか常連さんから「ティーの高さがしっくり来ない」というクレームが寄せられ、コース管理スタッフが知恵を出し合って金づちと五寸釘を置くことにしたのでしょう。お客さん思いの素晴らしい対応です。
低いティーを好むゴルファーが意外と多い
ただし、筆者はこのホールで金づちと五寸釘を使いませんでした。なぜなら、使わなくてもティーを自分好みの高さに刺すことができたからです。
筆者はドライバーショットを打つ際のティーアップは高いのが好みです。ゴムティーのサイズは70ミリがちょうどよく、65ミリだと低く感じます。
一方で、多くのゴルファーは70ミリだと高すぎると感じるようで、65ミリを使っている人が主流です。60ミリを使っている人もいます。
これはドライバーヘッドの大きさや形状によって好みが変わります。筆者のドライバーはディープフェース(上下に厚みがある)なのでティーアップは高いほうがしっくり来ます。でも、シャローフェース(上下に薄くて左右に広い)のドライバーを使っているゴルファーにとって70ミリは高すぎるというのも理解できます。
近年はドライバーヘッドの大型化に対応できず、一般的なドライバーよりもヘッドが小ぶりでシャフトが短いミニドライバーを好んで使っているゴルファーもいますから、ティーアップはさらに低くなるでしょう。
また、このホールはパー5ですが距離が短いので、ドライバーで260~280ヤード飛ぶ人はフェアウェイを狙っても突き抜けて右の林に飛び込む可能性があります。それを警戒して3番ウッドでティーショットを打つのであれば、ティーボーリングの穴では深さが足りないのかもしれません。
いずれにしても、ティーアップの高さを自分好みに調整することが大事だということにあらためて気づかされたワンシーンでした。
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