- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 打っても打っても上達しない人の特徴とは? たった“1時間”で確実にスコアを縮められる“超効率”練習法
今年も残すところあと1カ月。今年もたくさん練習場で球を打ったのに、結局、全然スコアは縮まらなかったな、と諦めモードのゴルファーも多いことでしょう。しかし、時間がなくても諦めるのはまだ早いのです。たった1時間の練習でも確実な効果を得られる練習法とはどんなものでしょうか。
簡単な課題なら短時間で大きな効果が得られる
「100切りは達成できた。今年は80台のスコアを出すぞ!」。多くのゴルファーはシーズン初めにそれぞれ目標スコアを掲げたことでしょうが、今年もあと1カ月を切りました。まだ目標を達成できていない人は「来年頑張ればいいや」と諦めモードに入りつつあるようです。
でも諦めるのはまだ早い! たった1時間の練習でスコアアップできるという最強最速メソッドを提唱するのは、関浩太郎インストラクター(東京都目黒区、セキゴルフクラブ目黒)です。関さんは米国で最新のスイング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学び、これまでのレッスン生は8000人以上。主宰するゴルフスタジオでは多くの生徒さんがめきめきスコアを上げているそうですが、本当なのでしょうか。早速そのやり方を教えてもらいました。
「まず自分ができていないと思う項目やミスの傾向を書き出します。例えば、ドライバーショットが曲がる、アプローチをダフる、10メートルを3パットする、バンカーから1回で出せないなど、細かく書き出していくとレベルにかかわらず誰にでも30個くらいはあるはずです。これを1個ずつ練習しましょうと言ったら、『それならやっています』とみなさん思うかもしれません。ただ、練習する順番を間違えているのです。目標スコアを達成できていないほとんどの方は、難易度の高いものばかり練習しているため遠回りをしている。できるだけ早く確実にスコアアップをするために大事なのは、高度な技術の習得ではありません。難易度の低いものを優先的に1個ずつ練習することが重要なのです」
ドライバーショットが曲がる。これは難易度の高いテーマです。もし改善できて真っすぐ250ヤード飛ぶボールを打てるようになったら、数学の難問が解けたときと同じように達成感は大きいでしょうが、1~2時間程度の練習でほとんど改善効果は得られません。何日も何カ月もかけてやっと直ったとしても数打しか縮まりません。そこで簡単なことだけ練習すると、難易度が低いから確実に次々とクリアできる。スコアがどんどん上がるというわけです。
「ドライバーショットが曲がるのを直したくて、100球も200球も打つ人をよく見かけます。でもドライバーで200球、1時間練習しても球筋はそう変わりません。難易度が高いからです。だから、それは置いておいて、生徒さんには『まず10メートルを3パットしないように練習しましょう』とおすすめしています。10メートルのパットを100球、200球も転がす人はほとんどいませんが、それを本当に練習したら、力加減が分かってOKのところまで寄せられるようになるでしょう。難易度の低い項目だから1時間で習得できるのです。同じ1打を縮めるのに、1カ月かけても達成する保証がないのと、1時間で確実にクリアして次へいくのとでは、効率が良い方を選ぶほうが賢明です」
関さんの話を聞いて、遠い昔の学生時代に通った学習塾で「難しい問題からかかったら時間が足りなくなるから、文章問題などの難問は飛ばして、やさしい計算問題などから手をつける。時間が残ったら難しい問題を解くほうが効率よく点数がとれる」と伝授されたのを思い出しました。
「似ていますね。うちでは難しい問題をやりません。生徒さんは来るたびに小一時間でやさしい問題をどんどん解いていくから、めきめき点数が上がっていくのです。ゴルフも簡単なショットから練習に着手しましょう。難易度が低いものは小一時間で打ち方を習得できる。難しい打ち方をマスターした時ほどの達成感はなくても、確実に1打ずつ縮まる。ドライバーショットの改善に手こずっている人を尻目に短期間でうまくなりますよ」
迷った人やビギナーには“3大低難易度ショット”がおすすめ
どうやら多くの人が目標スコアを達成できていない大きな原因は、難易度の高いショットを練習していたことにありそうです。さっそく今からでも難易度の低いショットを集中的に練習・習得してスコアアップを実現させたいものです。とはいえ、一体何を練習すればいいのでしょうか。
「自分ができていないことを書き出したメモを見てください。そこから各自、簡単な順に難易度の選別をするのです。選別に迷ってしまう人やビギナーだったら、ロングパット、林からの“チョン出し”、バンカーショットを順番に練習するのがおすすめですよ。いずれも“3大低難易度ショット”に入るほど簡単なショットであり、なおかつほとんどの人は練習していないからです。パットは自分で練習できますし、ほかの2つはインストラクターに正しい打ち方を学びましょう。いずれも小一時間で“解ける”やさしい問題です。まず3つを練習・習得すれば、多くの方が年末のラウンドまでに目標達成できるのではないでしょうか」
その問題はこれから何度も出題されるでしょうが、一度解き方を習得すればずっとマルをもらえます。来年と言わず、ぜひ今年中にマルを増やしてスコアアップに役立ててください。
最新の記事
pick up
ranking