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- トップアマじゃなくても参加可能! 多様化したアマチュア競技がゴルフ界をさらに盛り上げる?
2022年にアマチュア規定が改正されたことで、どんな人でも賞金授与やモニター契約が可能になりました。この改正により、様々なアマチュア競技が登場しています。
アマチュア規定の改訂で賞金授与やモニター契約が可能に
アスリートゴルファーズ選手権というアマチュア競技の主催者から「全国の予選とブロック決勝を勝ち上がってきた選手たちの中から、チャンピオンを決める大会があるので取材に来ませんか」という誘いを受け、おもしろそうなので行ってみることにしました。
「KBSアスリートゴルファーズ選手権THEトーナメント チャンピオンシップ」が開催されたのは11月28日、会場はPGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)でした。男子プロゴルフトーナメントを長年にわたって開催してきた日本一を決めるのにふさわしい名コースです。
この大会の最大の特徴は、予選・ブロック決勝・チャンピオンシップの上位3人に賞金が出ることです。予選1位3万円、2位1万5000円、3位1万円、ブロック決勝1位5万円、2位3万円、3位2万円、チャンピオンシップ1位10万円、2位5万円、3位3万円です。
アマチュア競技の成績上位者に賞金が出せるようになったのは、2022年1月にアマチュア規定が改訂されたからです。
アマチュアゴルファーは長年にわたって「競技やエキシビションで、賞金やそれと同等のものを目的にプレーしてはならない」とされてきましたが、2022年1月のルール改正で賞金授与、広告出演、スポンサー契約が可能になりました。
これに目をつけた大会主催者が「日本初の賞金授与のあるアマチュアゴルフトーナメント」として、2022年にアスリートゴルファーズ選手権を発足させたのです。
1年目は個人戦のTHEトーナメントとダブルス戦のTHEダブルスを合わせて約40試合開催しました。延べ人数で約1200人が参加しました。
2年目の今年は18歳以下のアスリートゴルファーを対象にしたTHEユースを新設。THEトーナメントのブロック決勝1位、全国大会1~3位、THEユース決勝大会1~3位はKBSシャフトのモニター選手契約を付与する特典もつけました。
アマ競技の数と種類が増えたことで参加しやすくなった
今回取材した「KBSアスリートゴルファーズ選手権THEトーナメント チャンピオンシップ」は、全国7ブロックの予選とブロック決勝を勝ち上がってきた選手たちが腕を競い合ったのでハイレベルな決着となりました。
優勝した岡田良介選手が2アンダー70ストローク、2位の稲波勇茂選手が1アンダー71ストローク、3位の佐々木賢選手がイーブンパー72ストロークでした。
一方で、この大会の予選参加資格はそれほどハードルが高くありません。「アマチュアゴルファーでJGA/USGAハンディキャップ18以下(自己申告可)」と「2023年に30歳になる1993年12月31日以前に誕生したもの」です。
THEダブルスに至っては、参加資格は「2名1ペアで構成されたアマチュアゴルファー」だけです。
「1ペア2名でティーショットを打ち、ベストポジションのボールを選択。その地点から2名が打ちカップインまで繰り返し、カップイン時点でスコア確定する」、「最低1名あたりティーショットを5ホール選択しなければならない」、「ホールアウト時点で条件をクリアできない場合は1ホールにつき2打罰とする」という条件はあるものの、実質的にアマチュアゴルファーであれば誰でもウェルカムなのです。
THEユースの参加資格も「2005年以降に誕生した18歳以下のアマチュアゴルファー(大学生を除く)」と「スコア100を切れるレベルが望ましい(自己申告可)」です。
賞金授与やシャフトのモニター選手契約を勝ち取るにはそれなりの実力が必要ですが、参加するだけであれば門戸はかなり広いです。
「おかげさまで今年はTHEトーナメントだけで約1000人、3大会合計で約2000人の方に参加していただきました。来年も規模をさらに拡大して大会を盛り上げていきたいので、みなさんのご参加をお待ちしております」(アスリートゴルファーズ選手権事務局代表・高橋雄平さん)
エンジョイゴルファーにとってアマチュア競技は縁遠い世界かと思っていましたが、近年はアマチュア競技が多様化しており、誰でも気軽に参加できるようです。2024年は自分の腕前に見合ったアマチュア競技を探してみてはいかがでしょう。
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