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- 「なんとなくウェッジから始めてるけど…」 練習するクラブの順番って気にしたほうがいいの?
「ドライバー」「アイアン」「ウェッジ」…ゴルフクラブにはさまざまな種類や番手が存在しますが、練習をする際はどのような順番で行うのがいいのでしょうか?
体を慣らす&ケガ防止の観点からも短いクラブから
練習場では最初からドライバーを打つ人もいれば、自分の苦手なクラブから打ったり、ウオーミングアップを兼ねてウェッジのハーフショットで体を慣らすことから始めていたりと、やり方は人それぞれ異なります。
では、パターを除いたクラブのうち、どの順番で練習をするといいのでしょうか。現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営する梶川武志プロに話を聞き、実際にスクール生が行っている方法を紹介してもらいました。
「スクール生は体を慣らす意味やケガを防止する観点から、必ず小さな動きから始めてます。具体的には2~3ヤードの本当に短いアプローチから10ヤード程度までを最初にやってもらいます」
「これは体を慣らす目的と同時に、ボールを確実に捉える練習も兼ねています。最初から大きいスイングで打つと、クリーンヒットの感覚を思い出さないまま練習を続けてしまう恐れがあるので、小さな動きでフェースにボールがきちんと当たっていることを確認してもらいたいのです」
さらに梶川プロは「ビギナーの場合、最初の小さな動きに使用するクラブはピッチングウェッジ、ある程度の経験者ならサンドウェッジでもOKです」と言い、以下のように話を続けます。
「球数は10球程度でも構いませんし、しっくりこなかったらもう少し多くてもいいです。その後は何球か同じクラブを使ってハーフショットの練習をしてください。これでやや大きな動きに体が慣れるので、次のフルショットにつながっていきます」
「フルショットはウェッジでそのまま継続してもいいですし、8番アイアンなどに変えても構いません。一番練習をしたいクラブを選択するのがいいでしょう。ただし、ドライバーなどの長いクラブではなくアイアンまでにしておくべきです。すぐに長いクラブを使うと余分な力が入りやすくなり、スイングを崩してしまう可能性があるからです」
長いクラブの練習はどの順番がベスト?
フルショットができるまで体が慣れてきたら、その後はどのような順番で練習をすればいいのでしょうか。
「時間に余裕があるのなら、すべてのクラブを練習したほうがいいと考えています。生徒の中には偶数の番手から始めて、ドライバーを打って奇数番号で戻ってくるという順番で練習をしている人もいます。時間はかかっていますが、全部のクラブを練習するには面白い方法かもしれません」
「すべてのクラブを練習しようと思うと2時間以上かかってしまいますし、球数も増えてしまいます。時間的に余裕がなく球数もそんなに多く打てないという人は、アイアンのフルショットの後にユーティリティーかフェアウェイウッド、そしてドライバーという順番がオススメです」
「そして、ドライバーの後に自分が苦手とするクラブを練習してください。例えば、スプーン(フェアウェイウッド3番)は最も難しいクラブの一つなのでこれにフォーカスしてもいいですし、サンドウェッジを使ったアプローチを多く練習するのもありです」
練習をする際は、まず体を慣らしてフェースにボールがきちんと当たる感覚を確認することから始めることが大切です。これまで特に意識せず、なんとなくクラブを選択をしてボールを打っていた人は、上述の順番を取り入れた練習を実践してみてはいかがでしょうか。
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