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- できることは限られているから…ラウンド前日は“割り切り”が大事? とはいえ練習はしたほうがいいの??
ラウンドを翌日に控えたアマチュアゴルファーの中には「全然練習してない…うまく打てるだろうか……」と不安に思う人も多いはず。ラウンド前日は無理をしてでも練習をしたほうがいいのでしょうか。
前日はボールを打つ感覚を取り戻すことに集中
一般的なアマチュアゴルファーの場合、月に1回程度のペースでコースを回る人が多い傾向にあります。仕事や育児などで慌ただしい毎日を過ごしているゴルファーであれば、練習場に行く暇もなくラウンド当日を迎えることもあるかもしれません。
定期的に練習場へ行く習慣がないゴルファーはなおさら、ラウンドの前日くらいは時間をつくって練習したほうが良さそうですが、実際のところはどうなのでしょうか。
現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営する梶川武志プロに話を聞きました。
「定期的に練習をしていたり月に何度もコースを回っているような人は、前日だからといって練習場に行く必要はないかもしれません。体の疲れを考慮して前日練習をあえて避けている人も多くいます。しかし、普段から練習をする習慣がないのであれば、前日は練習したほうがいいでしょう」
「『ボールがきちんと当たるのだろうか…』『あちこちに飛んでいってしまわないか…』と不安に思う気持ちも理解できます。接待ゴルフやコンペなどで初対面の人とラウンドする場合は、『同伴者に迷惑をかけてしまわないか…』というプレッシャーも大きくなるでしょう」
「ラウンド前日ですからスイングを調整するような時間はありません。しばらく練習ができていないとなると、ボールを打つ感覚を忘れていることも十分考えられるので、まずはそれを取り戻すことが大切です。前日の練習が難しいのであれば、少なくとも1週間以内に実施してください」
では、練習の際はどのようなメニューを実践すればいいのでしょうか。梶川プロは次のように話します。
「最も意識すべきなのは、ボールに確実に当てることです。これは普段から練習をしているかどうかにかかわらず、ラウンド前はボールを的確に捉える練習をしてもらいたいですね」
「効果的なのは、ドライバーやアイアンで肩から肩までのスイングで確実にボールをヒットさせる練習方法です。その際は飛距離よりも方向性を重視してボールを打ってください。ボールにしっかり当たらないという人は、ピッチングウェッジを使ってランニングアプローチの練習をすると捉えやすくなるはずです」
スイングやフォームの調整はNG
前日はできることが限られている以上、梶川プロは「無理をしないことも重要」と言い、以下のように話を続けます。
「前日に行う練習量は100球程度が適切で、それ以上ボールを打つと疲れが出てしまう可能性もあります。また、欲張って飛ばそうと思わない意識も大切で、無理をするとリキみが生じてリズムを崩すことにもつながってしまいます」
「そして、前日にスイングやフォームの調整をすることは避けてください。前日の練習でそれらを直そうとしても間に合いませんし、結果的に調子を崩してしまうこともあります。ラウンド直前の練習は“感覚”と“リズム”を思い出すことに集中しましょう」
ラウンド前日は不安がつきものですが、だからといってたくさん打ち込むような練習は逆に調子を崩してしまう原因にも。ボールを打つこと自体が久しぶりな人ほど筋肉痛にもなりやすいので、前日は感覚を取り戻す程度の軽い練習にとどめておくのが良さそうです。
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