舌打ち、マットを叩く…あなたも無意識にやってるかも!? ゴルフ練習場で周囲を不快にさせる人の行動とは?

気軽にゴルフを楽しむことができる練習場ですが、最低限は周囲への配慮が必要です。しかし、無意識のうちに相手を不快にさせてしまっているゴルファーも一定数いるようです。

ミスショットで物に当たる行為はダメ

 練習場にはゴルフ場にあるようなドレスコードはないので、ラフな格好で気軽に練習ができます。ですが、ひとりで黙々と練習をしたい人もいるので最低限、周りへの配慮が必要になります。

ミスをしてすぐに感情が表に出るのは良くない 写真:AC
ミスをしてすぐに感情が表に出るのは良くない 写真:AC

練習場では、話してはいけないなどの厳格な決まりはありませんが、周囲が不快に思うような行動を無意識にとってしまうゴルファーも一定数いるようです。レッスンプロの三浦辰施氏は以下のように話します。

「ミスショットをした際に、舌打ちやクラブをマットに叩くゴルファーをたまに見かけるのですが、近くにいるとどうしても気になってしまうのでやめてほしいなと少し思います。本人は真剣に取り組んでいて無意識にやってしまっていると思いますが、周囲の人は気分よく練習ができないでしょう」

 さらにウオーミングアップや素振りの一環で行っている「ある行為」も周囲に迷惑をかけているといいます。

「ゴムティーをむやみやたらにバンバン打つゴルファーもいますが、結構な音がします。ゴムティー自体を劣化させる行為にもなるので、やめたほうがいいです。打点を確認する意味で数回打つ程度であれば問題ありませんが、連続で何度も行うのは上達にもつながりません」

 ミスショットをして物に当たったり、すぐ感情が出てしまったりするゴルファーは、一緒にラウンドをしていても同伴者を不快な思いにさせてしまいます。感情をコントロールすることも安定したプレーを継続するためには必要なので、練習からなるべく平常心を保てるように意識したほうがいいかもしれません。

練習場でも最低限のマナーは守るべき

 舌打ちをしたりマットを叩いたりするゴルファーに遭遇した場合は、どのように対応するのがいいのでしょうか。公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟会長で、東京都世田谷区の「千歳ゴルフセンター」代表取締役を務める横山雅也氏は、以下のように話します。

「いままでそのようなクレームを受けたことはありませんが、本当に気になるようでしたら受付に相談をして、打席を移動してもらうのがいいでしょう。ただ、練習場で舌打ちやマットを叩く行為は厳密にマナー違反かといわれれば難しいところなので、多少は気になりつつも練習を継続しているのが実情だと思います」

 しかし、大きな話し声は気になる人も多いため、電話は打席から離れた場所で行うことや、複数人で練習する際は声のボリュームが大きくなりすぎないようにするなどの配慮は必要かもしれません。

 それよりも、相手を確実に不快にさせている行為があると横山氏は話します。

「良かれと思って隣のゴルファーに話しかけて、世間話をしたり技術面の指導をしたりするゴルファーは確実にマナー違反です。基本的に話しかける側は相手に迷惑がかかっているとは思わず無意識に行っているのでかなり厄介です。そのような人たちを総称して“教え魔”と呼んだりもしますが、私たちはマナー違反を促すポスターをつくるなど、対策を練っています。教え魔に遭遇した場合も、受付に相談してみてください」

 このように、本コースほど気を張る必要はありませんが練習場であっても最低限守るべきマナーは存在します。無意識のうちに周囲を不快にさせてしまっている可能性もあるので、意識しておくといいでしょう。

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 全国ゴルフ場数ランキング ※ゴルフ特信調べ
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ミスをしてすぐに感情が表に出るのは良くない 写真:AC
右手で左腕の前腕を握って左手打ち。ダウンスイングで左手の前腕をねじることを意識しよう。腕がスムーズにターンすれば球がつかまり、飛距離が伸びる
右手で左腕の前腕を握って左手打ち。ダウンスイングで左手の前腕をねじることを意識しよう。腕がスムーズにターンすれば球がつかまり、飛距離が伸びる
右手で左腕の前腕を握って左手打ち。ダウンスイングで左手の前腕をねじることを意識しよう。腕がスムーズにターンすれば球がつかまり、飛距離が伸びる
右手で左腕の前腕を握って左手打ち。ダウンスイングで左手の前腕をねじることを意識しよう。腕がスムーズにターンすれば球がつかまり、飛距離が伸びる
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左腕を外側にねじらずにダウンスイングすると、インパクトからフォローにかけて左ヒジが引けてしまう。この形は様々なエラーが起こる原因になる
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