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- 最近のゴルフ場って「プレーしない人」も一緒にラウンドできるの!? 同伴者が気をつけることはある?
ゴルフ場では、全くプレーしない人を同伴してラウンドすることはできるのでしょうか。
旅行ついでのラウンドで一緒に回る人も多い?
基本的にゴルフ場は「ゴルフをする場所」なので、クラブを握った経験がない人がコースに足を運ぶ機会はほとんどありません。

しかし、なかには「ゴルフに興味を持っている人を見学させてあげたい」「ゴルフをしない家族を同伴してプレーを楽しみたい」と考える人もいるかもしれません。
では、ゴルフをプレーしない人をラウンドに同伴することはできるのでしょうか。全国でゴルフ場を運営する、株式会社東急リゾーツ&ステイの広報担当者は以下のように話します。
「弊社が運営しているゴルフ場では、プレーをしないお客様の同伴を認めていることが多いです。リゾートコースでは、ご旅行のついでにラウンドされる方が多いのですが、ご家族のなかにゴルフをされないお客様がいらっしゃると、クラブハウスで何時間も待たなければなりません。なので、ドライブ感覚で一緒にコースを回って過ごしておられるケースがあります」
「ただし『打球事故などの被害を受けないよう、原則としてカートからは降りない』『乗り降りの際に転倒してケガを負う可能性があるため、同伴の方もゴルフ保険に入っていただく』『カートフィーは乗車される全員分支払っていただく』の3点を条件として提示しています。弊社の場合、ゴルフ場によって多少前後しますが、1人当たりのカートフィーはおよそ3000円です」
「最近では、ゴルフ場運営大手のPGMでも『Rider Program(ライダー・プログラム)』と題して、ノンプレーの人と一緒にラウンドできるサービスを展開しており、ゴルフになじみがなくても『自然を身近に感じられる』ことを前面に出したプロモーションを行っています」
「安全上の観点」から認めていないゴルフ場もある
一方で、ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、「現状では、プレーしない人の同伴を認めていないゴルフ場も多い」と話します。
「ゴルフの経験がほとんどない人であった場合、ゴルフに対する安全意識が経験者よりも薄く、重大事故につながる可能性が考えられます。たとえば『打球事故が起こりかねないプレーヤーの前方に出る行為』『クラブが当たりそうな距離まで近付く行為』などが挙げられます」
「ほかにも『スイングの時に視界に入る場所に立つ』など、プレーヤーの集中力を途切れさせ、調子を狂わせてしまう行動をとることもあるでしょう。悪気が無かったとしても、無意識のうちにマナー違反をしてしまうのです。すべての人が快適かつ安全にプレーを楽しめるように、同伴を認めていないゴルフ場も少なくありません」
「また、同伴が認められている場合であっても、『蛍光色のラインが入ったベストを常に着ていなければならない』『事故が起きてもコースは責任を負わない旨を誓約書にサインする』といった制約を設けているところもあるようです。家族や友人との旅行のついでにゴルフもしたいと考えている人は、行く予定のコースがノンプレーの人も同伴できるか、事前に確認しておくといいでしょう」
「もしも同伴OKだった場合、同伴者もTシャツやジーンズといったカジュアルすぎる服装は避け、ドレスコードに沿った服やゴルフシューズを身につける方が無難です。さらに、これからの時期は熱中症のリスクも高まるので、ドリンクを多めに持っていったり、ハンディファンや濡れタオルといった熱中症対策グッズを用意するのも忘れないようにしましょう」
「とにかく『安全』を最優先に、ゴルフ場ならではの自然美やその中でプレーする魅力を感じていただければと思います」
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