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- スマホがスロープレーの原因になっている!? ゴルフ場で渋滞を起こす人の昨今目立つ特徴とは?
昨今ではスロープレーに陥る要因が一昔前とは多少異なるようです。どのような場面でスロープレーになりやすいのでしょうか。
プレーファストのための心得を教えてくれる人がいない
ゴルフ場では一般的にハーフ2時間15分以内にプレーすることが推奨されており、スロープレーに陥らないように注意する必要があります。昨今のゴルフ場は混雑していることもあり、物理的に時間をオーバーせざるを得ないこともありますが、なるべく速やかなプレーを求められます。

しかし、ゴルファーの中にはさまざまな要因でスロープレーに陥ってしまう人が一定数います。ルールやマナーの啓蒙活動を積極的におこなっている一般社団法人静岡県ゴルフ場協会事務局長の吉田真之氏は以下のように話します。
「一昔前は先輩ゴルファーがルールやマナーをビギナーに指導する文化がありましたが、現在はビギナー同士でラウンドするゴルファーが増えているので、知識不足でスロープレーになっているケースは多々あります」
「例えばルール変更によりボールを探せる時間は3分に短縮されましたが、ビギナーは一人で一生懸命探そうとします。しかし、上の世代のゴルファーは同じ組の人たちと協力して探すと早いと分かっているので、比較的すぐに見つけることができます。ビギナー同士の場合はショットが不安定でお互いが離れてしまうことも間々ありますが、なるべく一緒に探すようにすると時間を短縮することができます」
「また、クラブを数本持って打球地点まで行くことも大切です。私たちの世代は『クラブを3本持って走れ』といわれましたが、打球地点まで1本しかクラブを持っていかず、打球地点まで行って番手を間違えたら、またカートに取りに帰るという人も結構います。使用するであろうクラブをあらかじめ数本準備しておくことを習慣づけましょう」
ティーショットがOBの可能性があり「前進4打」の特設ティーもない場合は、あらかじめ暫定球を打つようにするとスムーズなラウンドができます。打球地点まで行ってOBだったから前の地点に戻って再度打つ……ではかなり時間をロスしてしまいます。
動画撮影やグリーン上でスコアアプリを入力する人が増えた
また、最近ではグリーン上でスロープレーになる人が多いと吉田氏は話します。
「昨今はスコア管理アプリの普及により、ゴルフ場がスコアカードを廃止したり、そもそも利用しないゴルファーが増えています。それ自体は問題ないのですが、カップインした後にそのままグリーン上でスマホにスコアを入力する人はかなり増えました。グリーンが空かなければ後続組はショットができないので、プレー進行に悪影響を与えます。そのため、かならずカートに戻ってからスコアを入力するようにしましょう」
「他にも『自分の番になってからラインを読み始める』『カートの導線上にクラブを置かない』など、細かな部分で時間をロスしている人が多い印象です。同伴者がショットしているのを漠然と見ているだけでなく、事前にやっておけることはないかと常に考える癖をつけるといいと思います。はじめは大変かもしれませんが、慣れれば自然とできるようになってきます」
最近では後続が詰まっているにもかかわらず動画や写真を撮影するゴルファーもいるそうです。後続組との間隔に余裕がある場合は問題ありませんが、進行に支障が出そうな場面では控えましょう。
このようにSNSやアプリの普及により、一昔前とは異なる理由でスロープレーに陥るゴルファーも多いようです。ゴルフ場はゴルファーが共用で利用する場所なので、全員がなるべくストレスなくラウンドできるように心がけることが大切です。
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