「近くのゴルフ場と同じ料金にしろ!」というクレームは見当違い!? プレー料金はどうやって決まるの?

同じゴルフ場でも、予約サイトや時期によって大きく異なる場合があるプレー料金。一体どのようにして決まっているのでしょうか。

ソフト&ハード面だけじゃなく時期なども考慮して価格が決定

 ゴルフを始めてゴルフ場に何度も足を運ぶようになると、プレー料金がどうしてこんなに違うのか不思議に思うことがあります。

 同じエリアのゴルフ場でも料金がバラバラですし、都心から近いのに料金が安いゴルフ場もあれば、都心から遠いのに料金が高いゴルフ場もあります。

近年は特に顕著なプレーフィーの変動 写真:PIXTA
近年は特に顕著なプレーフィーの変動 写真:PIXTA

 コースレイアウトの面白さやコースメンテナンスの素晴らしさ、クラブハウスの豪華さやレストランのおいしさなど、さまざまな要素を踏まえた上でプレー料金を設定しているのでしょうが、コストパフォーマンスが高いと感じる施設がある一方で、料金と品質が見合っていないと感じる施設もあります。

 ゴルフ場は何を根拠にプレー料金を決めているのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。

「ゴルフ場のプレー料金がコースによってバラバラなのは、レイアウトもメンテナンスもクラブハウスもレストランもまったく同じゴルフ場というのは世界中どこにもないというのが一つの前提としてあります」

「ウチのゴルフ場もお客様から『あそこのゴルフ場はいくらで営業しているんだから、おまえのところも同じ料金にしろ』といわれることがあります」

「そんなときボクはパンにたとえてご説明します。パンの種類はあんパン、食パン、カレーパン、メロンパン、クリームパン、デニッシュ、ベーグル、サンドウィッチといろいろありますよね。どれ一つとして同じパンはありません」

「ゴルフ場もパンみたいにいろんな種類があるわけですから、料金も当然違ってきますよとお伝えします」

「それに加えてプレースタイルもゴルフ場ごとに違いますよね。到着時にキャディーバッグを下ろすのも自分でやる完全セルフスタイルのゴルフ場もあれば、ポーターが下ろして乗用カートに積み込むところまでやってくれるセルフスタイルもあります」

「全組キャディーつきプレーのゴルフ場もあれば、セルフプレーとキャディーつきプレーが選択できるゴルフ場もあります。それによって出勤しているスタッフの数が違います。これも4パターンくらいに分かれます。さらにコースの形状も林間、丘陵、山岳、河川敷、シーサイド、高原といった具合に分かれます」

「グリーンの芝種もベント、コウライ、バミューダなどがありますし、1グリーンと2グリーンもあります。フェアウェイでもコウライ、野芝、オールベントなどがあります」

「そういった組み合わせを考慮すると、同じような立地条件でも料金が違うのは当然というのがゴルフ場の考え方です」

今は需要と供給のバランスによっても料金が変わる

 ゴルフ場のハード面とソフト面の違いに加え、イールドマネジメントの普及によって需要と供給のバランスを見ながら料金を変動させるようになったことも違いを際立たせていると前出のゴルフ場関係者は指摘します。

「今はゴルフ場もホテルや航空会社と同じように需要と供給のバランスによって料金を上げ下げするようになっています」

「したがって、同じゴルフ場であっても予約時期によって料金が違いますし、スタートの時間帯によっても料金が変わります」

「自社ホームページでの集客に力を入れているところは『ウチのホームページが一番安いです』とベストレート保証を打ち出したりしていますし、逆にゴルフ場予約サイトにシークレットプランを出しているところもあります」

「プランの数が多すぎるから『どうしてこんなにプレー料金が違うの?』と感じる機会が増えているのかもしれません」

 結局のところ需要が高い日は料金が上がり、予約が空いている日は料金が下がるということになっているので、スケジュール優先か料金優先かによって予約のタイミングを早めたり遅くしたりして納得感のある料金プランを確保するのが賢い選択なのでしょう。

【図解】意外と知らない…? 接待や上司とのラウンドで役に立つ「カートの上座・下座」&「行き帰りのクルマの上座・下座」を写真で解説

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キャディー付きの場合のゴルフカートの席順
セルフプレーの場合のゴルフカートの席順
行き帰りのクルマの席順(タクシーの場合、上司が運転する場合)
行き帰りのクルマの席順(社内のみの場合、お客様を乗せる場合)
近年は特に顕著なプレーフィーの変動 写真:PIXTA

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