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- 「楽しさが分からない…」 ゴルフから早々に離脱する一方で「面白すぎ!」と“ドハマり”の人も それぞれの理由を考えてみた
ゴルフを始めると夢中になってどんどんのめり込んでしまう人もいれば、一方ですぐに諦めてしまう人も存在します。それぞれには一体どんな理由が考えられるのでしょうか。
ハマりやすいのは目標が明確なスポーツだから
子どもからお年寄りまであらゆる世代が一緒に楽しめることから「生涯スポーツ」と呼ばれることもあるゴルフ。
その楽しさ故に、スコアアップを目指して月に何回もコースを回るほどドハマりする人がいれば、健康のためにと月に数回の練習と年に数回のラウンドで満足する人もいます。その一方で、楽しさを見いだせずに残念ながらやめてしまう人も少なからず存在するのです。
人それぞれ何かしらの事情があるとはいえ、せっかく始めたのならばできるだけ継続させたいところですが、当然ゴルフに対する向き合い方や考えは人によって変わります。
一体、ゴルフにハマる人とそうでない人にはどのような違いがあるのでしょうか。現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営している梶川武志プロに話を聞いてみました。
「今まで私のゴルフスクールは何千もの人が入会しましたが、長く続けている人とすぐにやめてしまう人がいますね。もちろん、退会したからといってゴルフそのものをやめてしまうとは限りませんし、中には別のスクールに移る人もいます」
「ただ、ゴルフに熱中する人には共通した特徴があるようにも感じます」
梶川プロはゴルフを継続している人に共通する特徴について次のように話します。
「ゴルフを続けている人は、過去に何らかのスポーツにハマったことがある人が多いように思います」
「ゴルフの場合は対戦相手やチームにメンバーがいるわけではなく、あくまで自らのスコアが目標になるので、自分自身で結果を追い求めることができます。つまり、目標が明確なスポーツなのでハマりやすい側面があると言えるでしょう」
健康や友達付き合いを重視したゴルフライフも大いにあり
一方で、ゴルフにそれほどハマらなかったり、すぐにやめてしまう人にはどんな傾向があるのでしょうか。
「そもそもハマらない人の定義が難しいですが、ゴルフはやるけれど誘われたときだけコースに行く、そしてコースへ行く前だけちょこっと練習をする程度の人はハマっているとは言いづらいです」
「また、『社会人としてゴルフくらいはできるようになっておいたほうがいい』などと言われたことがきっかけでゴルフを始めた人も多いかもしれません。つまり、付き合いの手段としてゴルフをやっている人もいるでしょう」
「一方、この先歳を重ねても継続できるスポーツとしてゴルフを始めた人も多くいます。彼らの場合は上達よりも、健康的に何かができることやゴルフを通じてできた友達との付き合いが大切なのです」
やめてしまう人の多くはゴルフに対する価値観や考えにギャップがあると梶川プロは指摘します。
「ゴルフは用具をそろえるだけでも費用がそれなりにかかりますし、プレーフィーも決して安くはありません。さらにラウンドをするには時間をかけてゴルフ場に行かなければなりませんし、ほぼ1日をゴルフだけで費やすことにもなります」
「この費用と時間が自分の価値観と合わなければ、当然ゴルフを続ける意味がありません。また、ゴルフは止まっているボールを打つから簡単だろうと思っている人は、なかなか上手に打てず、その挫折からやめてしまう人も少なからずいるのです」
日本のゴルフ人口は600万人程度とも言われていることから、老若男女の多くの人から愛されているスポーツでもあります。一方でゴルフを続けるにはお金や時間もそれなりにかける必要があるため、そこに対してどう向き合えるかどうかが分かれ目の一つになるとも言えそうです。
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