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- 自分好みの色で愛着もアップ? クラブに個性を持たせる「アイアンマニキュア」とは?
ゴルフの世界でも、クラブを自分好みの見た目や形にアレンジするのが好きな人がおり、クラブのカスタマイズに使用されるアイテムの一つに「アイアンマニキュア」と呼ばれるものがあります。
アイアンマニキュアは塗装されている部分の色を変えるための塗料
クルマやバイクをカスタマイズして楽しむ人がいるように、ゴルフクラブを自分好みの見た目や形にアレンジするのが好きな人がいます。
そして、クラブのカスタマイズに使用されるアイテムの一つに「アイアンマニキュア」と呼ばれるものがあります。
マニキュアと聞くと爪に塗るものというイメージを持つかもしれませんが、アイアンマニキュアとは一体何なのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏は以下のように話します。
「アイアンには、ソールやフェースの裏側に番手やブランド名が刻まれており、フェース面にも『リーディングエッジ』と呼ばれる溝が掘られています。なかには、このような部分に塗装が施されているものがありますが、アイアンマニキュアは塗装されている部分の色を変えるための塗料の一種です。カラーバリエーションも豊富で、自分の好きな色をワンポイントでクラブに入れておくと、所有感がより満たされて愛着も湧いてくるでしょう」
「また、一部でも色を変えて自分のクラブを認識しやすくしておけば、ラウンド時などに他の人のクラブと取り違えてしまうといったトラブルの防止にもつながります。さらに、アイアンは特にソールの部分が芝とこすれることによって塗装が剥がれ落ちやすいので、自分好みの色にカスタマイズする以外にも、元々の色を塗り直して新品同様の美しさを維持させるのにも効果的です」
アイアンマニキュアを使った色の塗り替えは用品店や工房でも行われており、料金はアイアン1本ごとに決めているところもあれば、塗り替える場所1か所ごととしているところもあるので、事前にチェックしてみると良いでしょう。
アイアンマニキュアを使った色変えは自分でもできる
アイアンマニキュアは1つ500円前後で売られているので、自分で色を変えることもできます。では、自分で補修やカスタマイズをしたい際は、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。関氏は以下のように話します。
「アイアンマニキュアで色を塗り直す前に、まずは今の塗装を落とさなければなりません。そこで『除光液』をティッシュや起毛の少ない布などに少量含ませ、刻印の部分に軽く叩くように染み込ませると、周りの塗装が剥がれ落ちるのを極力抑えることができます。元の塗装が残ったままだと新しい色を乗せるのが難しくなってしまうため、もしも除光液だけで落ちなかった場合は綿棒や爪楊枝、細いドライバーなどでしっかり掻き出してから色を塗るようにしましょう」
「そして、アイアンマニキュアで塗装する際は、手の汗や油が付着するとうまく色が乗らないので、塗装面に触れないように注意しながら丁寧に塗っていきます。塗り終わったら、1時間程度乾燥するのを待ってから除光液で余分な部分を拭きとらないと、色がついてほしくないところにも伸びてしまうため注意が必要です」
さらに、手元にアイアンマニキュアがない場合はネイル用のマニキュアをはじめ、プラモデルや模型用の塗料でも代用することが可能です。ちなみに、アイアンマニキュアでない塗料には「アクリル系」、「ウレタン系」、「ラッカー系」の主に3種類がありますが、ウレタン系が最も衝撃に強くてアイアンの使用環境にも適しているようです。
アイアンの刻印部分にワンポイントで自分の好きな色が入っていると、周りとの差別化も図れて非常に良いアクセントになります。しかも、多少作業は難しいですが自分で色を塗れば、より一層マイクラブに愛情を注げるようになるかもしれません。
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