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- 「私の特技はゴルフです!」→アマチュアでも堂々と主張していい“スコア”ってどれくらい?
プロフィルの特技欄に「ゴルフ」と書けるスコアの目安は、一体いくつなのでしょうか。また、スコア以外にも特技として認定できる条件や基準のようなものは存在するのでしょうか。
男性の最低ラインは平均スコアが「80台」
年齢や性別を問わず多くの人が“趣味”として嗜んでいるゴルフ。年を重ねてもプレーを続けられることから「生涯スポーツ」とも言われていますが、ゴルフを“特技”と名乗るには何か基準が存在するのでしょうか。
ゴルフを特技としてアピールできる条件や目安について、池袋ゴルフアカデミーで日々多くのアマチュアを教えているレッスンプロの村井良行氏に話を聞きました。

「ゴルフを特技として挙げる際、一般的にはスコアが少ない人のことを指すでしょう。男性の場合は、平均スコアが80台であれば特技と主張しても構わないと思います」
「ゴルファー全体のうち、約7割の人は100が切れないこともありますし、常に90を切って80台で回れるのであれば、ゴルフを特技とアピールしても異論を唱える人は少ないはずです」
村井プロは続けて、ゴルファーの中でも“ハンディキャップがシングルの人”はまた別のレベルにあると言い、その理由を次のように話します。
「シングルプレーヤーはゴルフ人口全体の約2%ほどしかおらず、90をギリギリ切れる人とシングルプレーヤーには明確に技術の差があります。80台後半で回る人はボギーペースを基準にスコアメイクを考えがちですが、シングルプレーヤーはパーを基準にしていることがほとんどです」
「当然、いいスコアで回るためには精度の高いショットと戦略的なコースマネジメントが必須。シングルプレーヤーがアプローチやパターといった、スコアに結びつきやすいショートゲームでの高度な技術があることも、より高いレベルで特技を有していると言えるのです」
また、村井プロは女性の判断基準は男性と少し異なり、「90台で回ることができれば間違いなく特技と言えます。アマチュアの女性ゴルファーは110前後のスコアが平均であり、90台を出せるプレーヤーはそれほど多くないからです」と言います。
一方で、女性の場合はゴルフを特技とアピールしている人自体をそもそもあまり見かけないという見解も示していました。
「実力ある女性ゴルファーでも、特技はゴルフと話すよりも、楽しんでゴルフをする『趣味』として捉えている人が多い印象ですね。男性と違い、会員権を買って試合に臨む競技志向のタイプよりも、ゴルフを楽しみながら上達したいという趣味タイプが女性は多いと思います」
300ヤード超えの“ビッグドライブ”も特技認定?
さらに村井プロは“スコア以外”の側面でゴルフを特技と主張できるケースを次のように説明しています。
「ドラコン競技が存在するように、ゴルフではスコア以外の分野で突出した実力を持つ人もいます。飛距離が300ヤードを記録するような“飛ばし屋ゴルファー”なら、特技として主張しても構わないでしょう」
「ドラコン競技以外にも、近年はパターゴルフやインドアゴルフの全国大会も増えています。もし、シミュレーションゴルフなどの大会に出場し、上位の実績があれば特技として十分アピールできると言えますね」
また、ゴルフが特技であることを相手に伝えたり明かす際は、「場面に応じた発言も大事である」と注意を促します。
「上級者になればなるほど上のレベルが存在すると謙遜して、自分のスコアや技量をアピールしない傾向にあります。例えば、企業の面接や商談の場ではゴルフが特技であることをアピールして会話が弾んだりもしますが、ゴルフ好きのコミュニティーやゴルフ業界に身を置いている人の前では自慢とも受け取られかねません」
特にゴルフ業界には、学生時代から鍛錬を積んできたゴルフ部出身やゴルフ好きが多いことから、レベルの高い人材も多く特技に値する基準も異なることが考えられます。
とはいえ、ゴルフという“共通のスポーツ”を通して、関係性をより深めることは十分可能でしょう。特に初対面の相手へ自分のことを明かす際には、ゴルフが“特技”であることよりも「ゴルフが好きなんです!」という点をアピールしたほうが、その後の関係性を築くためにも無難であると言えそうです。
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