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- 「早く打て」と思われているかも…? ゴルファーが知っておきたい“スロープレー認定”の境界線
スロープレーは周囲のリズムを乱し、自分のスコアにも悪影響を及ぼす。距離測定やライン読み、アドレス時間など、同伴者に嫌がられないためのプレーファーストの基準を解説する。
ラウンド全体で心掛けたいのは「早め早めの準備」
コンペなどで好成績を収めた際のあいさつでは、「同伴者に恵まれまして……」というフレーズが決まり文句のように使われています。多少のリップサービスも含まれているでしょうが、同伴者の良し悪しがスコアに影響を及ぼすことは間違いありません。
例えば、同伴者の中に“スロープレーヤー”がいると、組全体の進行ペースが気になり、無意識のうちに自分のプレーまで速くなってしまうことがあります。それによってミスが出ると、さらに焦りが生まれ、自分のペースを完全に崩してしまいます。

一方で、スロープレーヤー本人は、周囲が気を遣ってペースを上げていることに気付いているのかいないのか、いずれにせよマイペースを貫いています。その結果、周囲のモヤモヤやイライラが募り、感情の乱れがミスを招き、本人が知らないところで「あの人とは回りたくない」という評判が立ってしまうこともあります。
では、同伴者のペースを乱さないプレーヤーと、渋滞やイライラの原因となるスロープレーヤーの“境界線”はどこにあるのでしょうか。
ラウンド全体で心掛けたいのは、「早め早めの準備」です。これは急いで行動するという意味ではなく、“次”を見据えて余裕を持って準備を整えておくことを指します。ラウンドに慣れていないビギナーには難しい面もありますが、「次に自分が何をするのか」をイメージすれば、自ずと今やるべきことが見えてくるはずです。
一方、スロープレーヤーと認定されてしまう人には、とにかく「準備が遅い」という共通点があります。具体的には、本来なら事前に済ませておきたい準備を、自分の打順が来てから始めてしまうのです。
例えば、距離計による測定、ボールやティーの準備、パッティング時の歩測やライン読みなどがそれに当たります。残り距離を測っている本人は気付いていなくても、周囲は「早く打ってほしい」と感じているかもしれません。
3秒以内はテンポ良し、6秒以内は普通、9秒なら要注意
では、実際のプレーにおけるスロープレーヤー認定の“境界線”はどこにあるのでしょうか。シーンごとに見ていきましょう。
ショット前の素振りの回数は、1回なら普通、2回まではセーフ、3回になるとアウトというのが一般的な感覚でしょう。現在は“ノー素振り”でプレーしている筆者からすると、素振りの多い人を見ると「体力があるな」と感心することもありますが、プレーファーストを考えると2回までに抑えたいところです。
アドレス時には、「アドレスに入るまでの時間が長い人」「アドレスに入ってからの時間が長い人」「その両方が長い人」がいます。
まず、アドレスに入るまでの時間が長い人は、残り距離の測定や風の確認など、「早め早めの準備」ができていないケースがほとんどです。情報収集を含めた準備が遅れると、どこを狙い、どんな球を打つのかという決断も遅くなり、スロープレーに拍車をかけてしまいます。
一方、アドレスに入ってからの時間が長い人、特にアドレスで固まってしまう人は、スコアアップの面でも改善が必要です。アドレスで静止し過ぎると筋肉が硬直し、スムーズなスイングが難しくなります。ラウンドでは固まってしまう人でも、練習場ではリズム良く打っているはずです。本番だからと気負わず、余裕を持ってスイングしたいところです。
ベテランゴルファーに時折見られるのが、ワッグルの回数が極端に多かったり、構えてからモジモジする時間が長かったりするケースです。長年のルーティンやクセなので仕方ない面もありますが、「もしかしたら長いかも……」と心当たりがあるなら見直してみてもいいでしょう。
構えてから打つまでの時間は、3秒以内ならテンポ良し、6秒以内なら普通、9秒かかると遅いと感じる人が多いはずです。そして、構えてからサッと打てるようになると、ゴルフそのものが良い方向へ大きく変わる可能性があります。
最初は少し勇気が必要かもしれません。しかし、テンポの良いプレースタイルを身に付ければ、スコアアップだけでなく、本当の意味で「同伴者に恵まれまして!」と言ってもらえるようになるかもしれません。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬をこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近のハンデは「5.6」。
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