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- 「グリーンにカートで侵入」は一発退場! ゴルフ場が即行で帰らせた迷惑ゴルファーたち
ゴルファーの中にはルールやマナーが守れない人など、本人にその認識があるかないかに関わらず、同伴プレーヤーやゴルフ場に迷惑をかけるゴルファーがいます。中でもゴルフ場側から退場を命じられたゴルファーについて、ゴルフ場の方に聞いてみました。
カートでグリーンに侵入した不届き者
ゴルフ場はクラブハウス、コースともに多くの人と施設を共有する場所です。そこでは「ルールやマナーを守りましょう」というのがゴルファー同士の暗黙の了解事項です。加えて、ゴルフ場からも同様のメッセージが常に発信されています。
ゴルフ場からすれば、ルールやマナーを守れない人でもお客様ですから、「気を付けてくださいね」と対応するのが一般的です。注意されれば大半の人はルールやマナーを守るようになります。しかし中には、注意しても改善しない人、あるいは度が過ぎた迷惑をかける人もいて強制的に帰ってもらうこともあるようです。

他のお客様へ迷惑がかかる行為や、死活問題となるようなコースやゴルフ場の評判を著しく傷つける行為に関しては、ゴルフ場側も黙ってはいないそうです。過去にはどんなことがあったのでしょうか、具体例をゴルフ場の支配人など関係者から教えてもらいました。
「私が支配人時代、『グリーンにカートで侵入したお客様がいる』という報告が来たことがありました。コース管理の人間が目撃していたこともあり、そのお客様をすぐに特定してカートで追跡、プレー中でしたがすぐに帰ってもらいました」
と話してくれたのはあるゴルフ場の元支配人。グリーンはコースの中でも最も繊細にメンテナンスが行われ、そのコンディションはゴルフ場の評判に直結します。そんな場所にカートで侵入すれば、さすがに即刻退場となるようです。
別のゴルフ場副支配人からは、こんな話がありました。「私がいたコースではありませんが、ハーフ2時間20分という極端に遅くはないペースに関わらず『遅い!』としつこくクレームを入れてくる2サムのプレーヤーを帰らせたという話を聞いたことあります」
ドレスコードが厳格なゴルフ場からはこんなエピソードもありました。「メンバー様の紹介者がジーンズで来場されたので注意しました。『着替えてください、ジーパン以外を持っていなければこの場でゴルフ用のパンツを購入してください』と話しても受け入れてもらえず、結局そのお客様には帰っていただきました」
「その後、メンバー様に報告したところ、怒られるどころか『私の顔を立ててくれてありがとう。あいつには話しておくよ』と、お褒めの言葉をいただいたことがあります。正直、自らの判断で行ったこともありクビを覚悟しましたが、メンバー様の言葉を聞いて自分のやっていることが間違ってなかったと安心しました」
これらの例に限らず、全国各地のゴルフ場では日々迷惑ゴルファーが現れているそうです。
迷惑ゴルファーは他のゴルフ場と情報共有される場合もある
ゴルフ場側が退場を命じてはいないものの、こんなエピソードも耳にしました。
「認知症気味のお客様がお漏らしをしてしまい、そのままお風呂に入ってしまいました。ゴルフ場から帰宅のお願いはしていませんが、仲間に促されてハーフで終了となりました。プレー代とは別に、同伴していた50代の息子さんが迷惑料を払ってくださいました」(某ゴルフ場関係者)
メンバーの高齢化対策が課題のゴルフ場も多いようですが、こういった事態も今後は増えてくる可能性がありそうです。
「カスタマーハラスメント」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。ゴルフ場側から「帰ってください」といわれるのは、ゴルフ場のみならず他の来場ゴルファーに著しく迷惑をかけている人だけです。
そして、コースで迷惑行為をしたゴルファーの情報は近隣のゴルフ場で共有される場合もあり、その後の予約を断われる場合もあるそうです。そうなってからでは後の祭りです。常に「迷惑ゴルファー」にならないように気を付け、ゴルフ場ではみんなが気持ちよく過ごせるように心がけましょう。
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