- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 最近“選択肢がありすぎる”ゴルフシューズ いまどき「紐タイプ」をアマチュアがあえて選ぶべき理由って何かある!?
スイングの土台を支える重要なアイテムであるゴルフシューズ。さまざまなタイプのモデルがありますが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
まずはソフトスパイク/スパイクレスをどちらか選ぶ
「オシャレは足元から」とはよく耳にするフレーズですが、ゴルフにおいても足元の重要性は変わりません。ゴルフシューズはスイングの土台を支えるだけでなく、長時間にわたってはき続けるため、フィット感・歩きやすさ・グリップ力・疲れにくさなど、さまざまな角度から吟味する必要があります。

ゴルフショップに行くと、ソフトスパイク/スパイクレス、紐タイプ/ダイヤルタイプ、クラシックタイプ/スニーカータイプ、天然皮革/合成皮革といった具合に、いろいろなモデルが陳列されていますが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。レッスンプロの小松拓夢氏に話を聞いてみました。
「まずソフトスパイク/スパイクレスでは、ソールのつくりが大きく異なります。ソフトスパイクは、獣の爪のような形状の鋲(びょう)をソールに装着したモデルで、“グリップ力”の高さを最大の特徴とします。この鋲がしっかりと地面に食い込むので、傾斜地でスイングする際にも下半身の安定を助けてくれるのです」
「また、鋲はすり減ったり欠けたりする消耗品ながら、どれも脱着式になっているため、定期的に交換すればグリップ力が復活します」
「一方のスパイクレスは、ソール全体に特殊な凹凸加工を施すことで、グリップ力を生み出しています。ソフトスパイクと比べるとグリップ力は劣るものの、“軽量で歩きやすい”というメリットがあります」
「スパイクレスの中でも、凹凸が大きくソールが硬めのコース特化型と、凹凸が小さくソールが柔らかめのオールラウンド型があり、後者は打ちっぱなしではくことも想定されています」
ちなみに筆者の場合、険しい山岳コースではソフトスパイク、平らな河川敷ではスパイクレスといった具合に、コースや天候、その日の気分によってはき分けたりしています。その一方、月例やクラチャンといった競技では、心理的に「ソフトスパイク」を選ぶことが多いです。
簡単に調整できるダイヤルタイプが人気
それでは、ゴルフシューズの売れ筋モデルは、どういったタイプなのでしょうか。小松プロに続けて話を聞いてみました。
「昨今は、より手軽でフィット感も簡単に調整できるダイヤルタイプが人気です。ちなみにラウンド中には、はいた直後に比べて締めつけが緩んだように感じるときもありますが、それは足全体に対して、より均等の圧でフィットしている証拠です。また、もう少し締めたいと感じたときでも、簡単に増し締めできる点も魅力になります」
「万が一、ダイヤルやワイヤーが破損してしまった場合には、スペアパーツや修理キットを取り寄せることも可能です」
「毎日のようにラウンドするプロゴルファーの場合、ダイヤルタイプを使う人がいる一方、足の状態に合わせてより柔軟に、より細やかに調整できる紐タイプを好む人も多いです。とはいえアマチュアの場合は、よほどのこだわりがなければ、紐タイプを積極的に選ぶ理由はないかもしれません」
「クラシックタイプ/スニーカータイプならびに天然皮革/合成皮革は、ゴルフやファッションに対するスタンスや好みの違いが大きく表れます。古い時代の雰囲気やキチンとしたテイストが好きな人は、より上質でフォーマルな印象を漂わせるクラシックタイプ+天然皮革が、西海岸風の“サーフ&ターフ”なゴルフライフを楽しみたい人は、肩の力が抜けたスニーカータイプ+合成皮革(あるいはメッシュ)がマッチするでしょう」
お気に入りのブランドがある場合、その中から絞っていくスタイルがゴルフシューズ選びの基本になるでしょう。とはいえ、もっとも重要なのは自分の足によりフィットすること。試着の際にはラウンド時に使うソックスを持参するようにして、長きにわたって“お気に入り”でいてくれる一足をチョイスしたいものです。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬をこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.7」。
最新の記事
pick up
ranking