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- 「毎年電力会社を変える」「残効性の高い農薬に変更」 高騰続けるコストの削減に四苦八苦するゴルフ場の現状とは?
新年度から4000品目以上の生活必需品や光熱費が値上げされ、お米やガソリン価格の高騰も収束を見せていません。それはゴルフ場の運営においても同じ。光熱費や芝の管理費など、どうしてもかかるコストも上昇しているそうです。実際の経営はどのような状況なのでしょうか。ゴルフ場関係者に話を聞きました。
契約電力会社を毎年変えることで経費削減
ゴルフ場の運営にかかる経費には人件費、光熱費、雑費など一般の会社同様の経費から、コース管理のうえで不可欠な機械の燃料代、芝の肥料・農薬代などまでがかかります(コースによっては借地代などもある)。今やその多くのコストが増加していますが、対策について複数のゴルフ場に話を聞くと同じ答えが返ってきました。
「コスト増への対策は売上を増やすしかありません」

これは「コスト削減に関してやれることはやり尽くした」、そういった状況から出てきた言葉です。
あるゴルフ場の業務課の人に電気代の削減策に聞いてみると、「電力コンサルタント会社と提携し、常に最適な電力会社のプランで契約することで電気料金の高騰を抑えています。従ってほぼ毎年、契約する電力会社が変わっているという状況です。スマホの機種変更をするような感覚で、契約する電力会社を変えていますね」という答えが返ってきました。
一部の名門ゴルフ場を除けば、どのゴルフ場もプレー代の価格競争に巻き込まれ、客単価はなかなか上げられない状況が続いている昨今。一例に挙げたこのゴルフ場に限らず、コスト削減に関してはすでに数年前から実施しているものの、プレーフィに転嫁しないような対策は限界というのがゴルフ場の本音のようです。
コース管理は残効性の高い肥料でカバー
各ゴルフ場のコスト削減の具体例をほかにも挙げてみましょう。
「一昨年に省エネエアコンにすべて入れ替えて集中管理、個別のエアコンの稼働時間を調整しています」
「館内の照明を消費電力の少ないLEDに変えていっています。また厨房の油のリサイクルシステムを導入するといった話もしています」
「風呂の湯を沸かすボイラーの点火時間を以前より遅らせています。お客様が使う時間にぎりぎり間に合わせて、風呂のお湯をはったまま放置している時間を減らしているのです。今後、コストを下げるためにレストラン営業をやめる、風呂はシャワーのみといったゴルフ場が出てくるかもしれませんね」
と、どのゴルフ場も創意工夫してコスト削減を目指していることがよく分かります。一方で光熱費くらいしか削減できないことも話からは伺えます。
光熱費以上にコスト削減が難しいコース管理の人にも聞いてみました。
「肥料や農薬は10年前に比べて大幅に値上がりしています。なので、できるだけ残効が長く、効果が強い肥料や農薬を使うようにしています。芝管理の機械は海外製のものが多く、円安で高騰しているのが悩みです」
「芝の肥料を値上げ前にまとめて購入しました」
増えていることがある一方で、人件費に関しては増えていないという声がありました。最低賃金が上がっているものの、ゴルフ場では自動精算機の導入などによって省人化を進めたことに加えて、求人を出しても応募がなく人手不足になっているのが原因のようです。
食料品高騰で昼食付きプランも追加料金が増加
インターネット予約サイトなどを集客に活用しているゴルフ場の多くは、昼食付きプランを提供しています。ゴルファー側からするとお得感がありますが、食品の値上げラッシュが止まらない状況では昼食付きプランの値上げをしたいというのが本音でしょう。
しかし値上げとなると、料金に敏感なゴルファーは少しでも安いゴルフ場へと移ってしまいます。そこでプラン料金は据え置きのまま、大半の昼食メニューは追加料金を発生させるという方法を取っているようです。しかも、その金額も少しずつ上がってきています。
「昼食付プランを予約しても、レストランのメニューのほとんどが追加料金。お客様にお得感を感じてもらえないような状況になっていて心苦しいです」とレストランの担当者は苦しい胸の内を話します。
このようにゴルフ場は、クラブハウス内でかかる光熱費や人件費に加えて、広大なコースを管理するため、運営コストが非常にかかる業態です。そしてコストを減らすための投資にも多額のコストがかかり、経営者は頭を悩ませています。
混雑していて見た目には儲かっているように見えるゴルフ場でも、実のところそうではないのが昨今の現状のようです。
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