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- 今後はカスハラ防止の観点からキャディーさんのネームプレートも廃止!? 「○○さん」と名字で呼ぶのは控えた方がいいの?
ゴルフ場に限らず、あらゆる職種で進んでいる「カスハラ防止」対策。最近は店員さんの名札を廃止するところも増えてきているようです。
昔はキャディーさんを名字で呼んだほうがいいと教わった
筆者は視力が悪いので、日常生活ではコンタクトレンズとメガネを併用しています。ゴルフのプレー時はラクなのでコンタクトレンズを着用しています。
手持ちのコンタクトレンズが少なくなってきたので追加購入のためショップに行ったところ、あることに気づきました。店員さんのネームプレートが名字ではなく「コンシェルジュ」という表記に統一されていたのです。
その理由を聞いたところ、「個人情報保護やカスタマーハラスメント対策の観点から全社的にネームプレートを廃止しました。他の業種でもこのような取り組みが広がっているようです」と教えてくれました。

ネームプレートの表記の変更を見て、筆者が思い浮かべたのはゴルフ場のキャディーさんのネームプレートでした。筆者がゴルフを始めた1999年(平成11年)は、ゴルフ場の営業スタイルはキャディーつきプレーが主流でした。先輩ゴルファーに連れられてゴルフ場に行ったとき、次のように教わりました。
「キャディーさんは必ずネームプレートをつけているから、ラウンドの序盤は『キャディーさん』と呼んでも構わないけど、名字を覚えたら『○○さん』と呼んだほうがいいよ。そうすると相手は『名字を覚えてくれた』とうれしい気持ちになり、コミュニケーションが円滑になるから」
その教えを守り、筆者はラウンドが始まるとキャディーさんのネームプレートをチェックし、2~3ホール後には名字で呼ぶようにしていました。そうすると確かに、キャディーさんのことを「キャディーさん」と呼ぶゴルファーよりも親切に接してもらえた印象がありました。
ところが今の時代は、キャディーさんを名字で呼ぶことも控えたほうがいいのかもしれません。いつの間にそんな世の中になっていることに驚きました。
キャディーさんのネームプレートも廃止になる可能性がある?
ゴルフ場業界は2000年代前半に入ると営業スタイルがキャディーつきプレーとセルフプレーの選択制になり、キャディーつきプレーでラウンドする機会がどんどん減っていきました。やがてセルフプレーが完全に主流になりました。
一方で、キャディーつき営業を続けたい一部のゴルフ場関係者は、その存続に危機感を抱いていました。相談を受けた筆者はゴルフ場関係者に2つの案を提示しました。1つは男性キャディーの採用、もう1つはキャディーの指名制度導入です。
当時の日本は若い男女が昼の商売に見切りをつけ、夜の商売で大金を稼ごうという風潮になっていました。男性はホストクラブ、女性はキャバクラです。でも、そのような風潮が健全とは思えませんでしたので、若い男女が生活するのに困らない金額を稼げるようにゴルフ場が仕事を提供することはできないかと考えたのです。
しかしながら、ゴルフ場関係者の反応は否定的でした。男性キャディーが生活できるほどの賃金を支払うことはできないし、キャディーに指名制度を導入するとキャディー同士が必ずモメるので難しいとのことでした。
結局のところ、ゴルフ場業界はキャディーつきプレーを存続させるための画期的なアイデアが思いつかず、現在は深刻なキャディー不足に悩んでいます。
筆者も近年はキャディーさんの名字を覚えたと同時に「○○さんはハウスキャディーですか? それとも派遣キャディーですか?」と失礼な質問をします。ハウスキャディーと派遣キャディーを区別するつもりはないのですが、ハウスキャディーはコースのことを熟知しており、派遣キャディーは接客サービスに特化しているので、質問していいことと悪いことがあるのではないかと気になってしまうのです。
せっかく名字を覚えてもコミュニケーションが円滑にならず、名字で呼ぶことも控えたほうがいいのであれば、キャディーさんのネームプレートも近い将来、廃止になる可能性があるのではないかと思わずにいられませんでした。
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