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- ゴルフ場は「分煙」と「完全禁煙」どちらに進む? “ゴルファーは喫煙者が多い”“タバコは前時代的”… 世間の印象もさまざま
2020年施行の改正健康増進法で施設の屋内は原則禁煙と定められました。ゴルファーの中には愛煙家も多いですが、ゴルフ場は「分煙」と「完全禁煙」のどちらを選ぶべきなのでしょうか。
ゴルファーには「分煙」を求める人も多い
2020年施行の改正健康増進法では、受動喫煙への対策が一層強化されたことにより、施設の屋内は原則として禁煙と定められました。

競技年齢が比較的高いゴルフは愛煙家も多いため、タバコを吸えるスペースと吸えないスペースを明確に分ける「分煙」も、受動喫煙を防ぐ方法として選択肢に入ってきます。
ゴルフ場は「分煙」と「完全禁煙」のどちらに進むのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。
「ゴルフ場の敷地内を分煙とするか完全禁煙とするかは、所在する都道府県や市町村の条例に従って決めていることが多いです。最近ではクラブハウス内は専用の喫煙スペースを除いて原則禁煙、コース内も決められた場所でタバコを吸うよう求めているのが一般的となっています」
「世間的にも喫煙率は減少傾向にあり、特に若い世代や女性を中心に『タバコは健康を害するもの』『喫煙は前時代的』というイメージが定着しており、新規ゴルファーやビジターの受け入れを積極的に行っているゴルフ場に関しても、禁煙にした方が集客アップをより期待できると思います」
「しかし既存ゴルファーに限ってみると中年以上の男性を筆頭に現在でも愛煙家が多く、『どこか1カ所でもいいからタバコを気兼ねなく吸えるスペースを確保してほしい』とのニーズから、分煙を望む声もあります。日本中のゴルフ場が分煙と完全禁煙のどちらか一方を選ぶというのは、非常に難しいでしょう」
受動喫煙以外に、火の不始末による火災やボヤの発生予防という観点から見ても、段々とゴルフ場内でタバコを吸える場所は限られてきているといいます。
ゴルフ場のコンセプトに合わせるのがいい?
では、分煙のゴルフ場と完全禁煙のゴルフ場は、どのような基準で分かれていくべきなのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「そのゴルフ場のコンセプトが『カジュアル路線』なのか『高級路線』なのか、またターゲットとしている客層の年齢や性別にも合わせて、柔軟に対応していくことが求められるでしょう」
「一例として、私が以前代表取締役を務めていたゴルフ場『イーグルポイントゴルフクラブ』を挙げると、タバコや葉巻を楽しみたいというメンバーが多くいたため、クラブハウスのラウンジ内に『シガーラウンジ』を設け、セラーに並べられた高級ワインとともに優雅な時間を過ごしてもらえるようにしていました」
「そこまでしなくても、『分煙』を選ぶのであれば喫煙者が快適にタバコを吸える環境を整えてあげるべきでしょう」
「というのも、分煙をうたっているゴルフ場のなかには屋外のテラス席に灰皿を置くだけで『喫煙スペース』としているところも多く、悪天候時には利用できなかったり、申し訳程度に設置されている感じが否めないからです」
「屋内にちゃんとした部屋を設けるとともに空気清浄機や座り心地の良い椅子を配置して、タバコを吸う人と吸わない人が共存できるクラブハウスづくりに努めるのがいいのではないでしょうか」
まだまだ「分煙」の対応を行うゴルフ場が多数派ですが、カジュアル路線で若者が多いゴルフ場は今後、非喫煙者のゴルファーの割合がどんどん増えていくでしょう。ゴルフ場のコンセプトや客層によっては、完全禁煙のゴルフ場も多くなっていくかもしれません。
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