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- ゴルフ場のペットボトルは高いけど… 熱中症予防には何本飲まなきゃいけないの? “年間出費”は馬鹿にならない金額に!?
早くも各地で猛暑日を記録している今夏。自らの命を守るためにもラウンド中のこまめな水分補給は欠かせませんが、問題はゴルフ場のペットボトルドリンクが割高なこと。熱中症を防ぐためには、いったい何本、いくら分飲まなければいけないのでしょうか。
500mlペットボトルを18ホールで4本+予備をもう1本
ゴルフ場で販売されているペットボトル飲料のほとんどは、市価より高い“ゴルフ場価格”に設定されています。遠く離れた市街地からプレーをしにやってくるゴルファーのために手間ひまかけて衛生面や温度の管理をして提供してくれるのですから、一般価格と違うのは分かりますが、スーパーやコンビニの2倍近くのお値段には、どうしても心の中で「高いなあ」とつぶやいてしまいます。

500ml入りのペットボトル飲料の価格は、ゴルフ場によって、またドリンクの種類によって異なりますが、いわゆるスポーツドリンクといわれるものは200円から300円程度に設定されているケースが多いようです。平均的なゴルフ場価格は1本250円といったところでしょうか。1ラウンドに1本で済むならこの価格はあまり気にならないかもしれませんが、熱中症を防ぐために大量のドリンクが欠かせない夏場のゴルフでは、決して馬鹿になりません。
一般ゴルファーは1日のドリンク代にいくらかけるべきなのでしょうか。シミュレーションするのにあたり、1ラウンドに必要なドリンクの量はどのくらいかを聖マリアンナ医科大学・スポーツ生理学研究員の吉原紳さんに教えてもらいました。
「その日の気候やその人の体調にもよりますが、ラウンド中の熱中症を防ぐためには500ml入りのペットボトルなら9ホールで2本、18ホールでは4本の水分摂取が目安になります。万が一、コースで飲み物が足りなくなって我慢することのないよう、予備をもう1本携行するとよいでしょう」
「特にいまの時期は、体がまだ暑さに慣れていないうえ曇りの日でも湿度が高いため、汗をかきにくかったり汗をかいても自覚がなかったりすることがあります。喉の渇きを感じる前から少しずつ水分をとるべきですが、プレーに夢中になって忘れがちです。ですから、カートに乗ったら必ず飲む、他の人がティーショットを打つ時に飲むなどと決め、習慣にすることによって脱水症状を防ぎやすくなると思います」
9ホールで500mlを2本×2+予備1本。トータルで2~2.5リットル、5本のペットボトルを携行することを吉原さんは勧めます。
これらをすべてゴルフ場で購入した場合、ペットボトル1本250円として1日のドリンク代は1250円になります。ちなみにこれは、ネットで販売されているゴルフボール1ダースの最安値とほぼ同じ。ゴルフ場ランチの単品メニューもこれくらいでしょう。
熱中症は例年5月の連休ごろから増えはじめ、残暑きびしい9月、10月まで注意することが大事だといわれます。そこで、大まかではありますが、1年を2シーズンに分けて年間のドリンク代をシミュレーションしてみました。
5月から10月までは1ラウンドでペットボトル飲料が5本必要、11月から4月までは1ラウンド1本だけ買うものとして月イチゴルフにあてはめると、年間9000円。くだんのゴルフボール約7ダース分、平日のプレー代にも匹敵します。さらに月2回ペースだと年間1万8000円、月3回ペースの場合は年間なんと2万7000円に。たとえ250円のドリンク代といえども“チリツモ”で、大きな出費となります。
最も避けるべきはドリンクがなくなって“我慢する”こと
これについて、一般ゴルファーとはラウンド回数が比べものにならないほど多いプロゴルファーはどう考え、どう対処しているのでしょうか。トーナメント出場やラウンドレッスンの仕事も多い奥山ゆうしさんに聞いてみました。
「プレー当日の気温をチェックし、それに合わせてドリンクを準備します。目安として気温が20度台の日は500ml入りのスポーツドリンク1本、30度を超えたら2リットルの水筒に入れてもっていくのが基本です。ゴルフ場では持参した飲み物が足りなくなったとき必要に迫られて買うくらいですね」
そうしているのは、ゴルフ場のドリンク価格が高いという理由のほかに、ドリンクそのものにこだわりがあるからのようです。
「私の場合は、市販のスポーツドリンクも併用しますが、ふだん筋トレをしている関係でアミノ酸入りのドリンクをメインに飲んでいるんです。2リットル容量の水筒に粉末を入れ、何回かに分けて水を入れて溶かし、氷を入れて、ちょうどいい濃度に調整しています。ただ、最近の猛暑だと、それだけでは足りません。2リットルの水筒プラス、凍らせた500mlペットボトルのスポーツドリンクを2本持っていくことが多いですね」
その2本もコンビニで買うのではなく、自宅から持っていくることが多いといいます。
「以前は、ペットボトル1本だけとか、凍らせたドリンクとかをよくコンビニで買っていました。しかし、自分が必要とするドリンクが必ずあるとは限らないし、インターチェンジを降りてゴルフ場が近くなったら買おうと思ったのに渋滞して車を降りる時間がなくなってしまったり、お店自体がないというケースも“コンビニあるある”ですよね。あらかじめ自宅の冷凍庫で凍らせておいたのを持っていけば、そういう心配もありません」
奥山さんのこの方法を真似して事前に準備をするとしたら、先のペットボトル5本(2.5リットル)の水分補給は、1リットル用の粉末×2袋+ペットボトル1本で賄うことができます。最も有名なスポーツドリンクの最も安い価格を求めて都内のコンビニ、スーパー、ドラッグストアを回ると、粉末1袋98円×2(ドラッグストア)+ペットボトル1本119円(スーパー)でした。
粉末を溶かすための水や調整する氷にかかる費用、買物やペットボトルを凍らせる手間はさておき、これなら1日のドリンク代を1250円から304円(税込339円)へと、約4分の1に抑えることができそうです。月1回ラウンドする人の場合、5月から10月までの半年間だけで5466円の節約になる計算ですから、ぜひ実行したいものです。
とはいえ、節約より大事なのはラウンド中に十分な水分をとることです。
「最も避けなければならないのは、携行したドリンクがなくなることと“我慢する”ことです。そうならないよう余分に準備をするくらいがいいと思います」と奥山さんは強調します。
もし足りなくなったら、たとえゴルフ場価格でもちゅうちょせずに買うべきでしょう。その場合の250円にはお値段以上の価値があります。
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