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- 「地面を叩く」「舌打ちする」 不機嫌ゴルファーを“やんわり”たしなめたい… マナー講師が勧める話法とは?
一緒にラウンドをしている人がイライラして乱暴な行動をとったり不機嫌だったりすると、同伴者はプレーを楽しめないばかりか、萎縮したり恐怖を感じたりすることさえあります。一人予約やコンペなどで回ったときにこういうタイプの人と同じ組になった場合、どういう接し方を心がけたら穏便に回れるのでしょうか。
18ホール不機嫌でいられたら周囲は楽しめるわけない
アマチュアゴルファーへのアンケートによる一緒に回りたくない人ランキングを目にすることがありますが、大体のアンケートで上位に入っているのが“イライラする人”や“不機嫌な人”です。
クラブをへし折ったり、キャディーバッグを蹴ったりするのは海外のトッププロだけかと思いきや、一般のゴルファーでもミスショットに怒って地面を叩きつけたり、クラブやピン、バンカーレーキを投げたり、舌打ちをしたりする人がいるのです。

一緒にラウンドをしている人がイライラして乱暴な行動をとったり不機嫌だったりすると、同伴者はプレーを楽しめないばかりか、萎縮したり恐怖を感じたりすることさえあります。一人予約やコンペなどで回ったときにこういうタイプの人と同じ組になった場合、どういう接し方を心がけたら穏便に回れるのでしょうか。
接遇マナー研修、コミュニケーション力研修、クレーム対応研修などさまざまな企業で社員研修を行う(株)EMMYの代表・渡辺満枝さんに教えていただきました。
「ゴルフのラウンド中に不機嫌な人やイラ立っている人が近くにいると、つい気になって自分のプレーに集中できなくなってしまうことがあります。ゴルフでは同じメンバーと18ホールずっと回ることになりますから、そういう人と一緒になったらできるだけ早い段階でなんとかしたいですよね」
「言うまでもなくゴルフ場で乱暴な行動をとることはマナー違反です。特に問題なのは、クラブで地面を叩く行為です。海外のトーナメントでは、ティーショットをミスした選手がティーイングエリアの芝がめくれるほど何度も地面を叩く動画がSNSに上がっていました。ショートパットを外し、あろうことかパターでグリーン面を強く叩くのを見たこともあります」
「そういったシーンが潜在意識に刻まれ、ふとした瞬間にマネをしてしまうゴルファーもいると思いますが、プロであれアマチュアであれ、そのような行為は許されるものではあません。すべてのゴルファーには、ゴルフコースを大切に保護・保全する責任があるからです。クラブで地面を叩いたり、ピンをグリーン上に投げ置いたりする行為は絶対に避けないとなりません」
「もしそのような行為を繰り返すプレーヤーがいた場合、注意をするべきかどうか、皆さん迷うことと思います。例えば電車内で乱暴な人が近くにいたらと考えると、これは不特定多数の人が乗り合わせているのでトラブルに巻き込まれないよう黙って離れるのがベターだと思います。いっぽうゴルフの場合、コンペであれば共通の知人や主催者がいるでしょうし、一人予約だとしてもそのゴルフ場にプレー予約を入れてきたという共通項のあるゴルファーです。相手に対して萎縮や恐怖を感じなければ注意を促してもいいでしょう」
否定的な表現を避け、「○○しましょう」で伝える
ただし、伝え方には細心の注意を払う必要があるといいます。
「ラウンド中の雰囲気が悪くならないように、また怒りやイライラの矛先がこちらに向くのも避けななければなりません。クラブを地面に叩きつけた人に『そういうことをしてはダメです』『絶対にやめてください』というような命令形や直接的な物言いは避け、『ディボットできちゃいますよね』『芝が傷ついちゃいますよね』というように、やんわりと指摘するのが効果的です」
「ピンやバンカーレーキの扱いに関しても、乱暴な行いに対して否定的な表現を避けるのがベストです。こういうとき役に立つのは、“Let’s構文” 。相手に『○○しましょう』で伝えるのです。ピンを投げ置いた人には『グリーンを傷めるので、そっと置きましょう』バンカーレーキを投げた人には『バンカーが荒れちゃうので、静かに置きましょう』のようにポジティブで、こちら側の協調性をも感じさせる言い回しを心がけるとよいでしょう」
カドを立てないように注意をするには、直接的な強い言葉ではなく、やんわりと。そういう言い方をすることによって自然と口角が上がってとげとげしさが緩和され、柔らかい表情で伝えることができると渡辺さんは言います。
「舌打ちについては、乱暴な行いを注意するより対処が難しいかもしれません。その場合は、その人の醸し出すネガティブな雰囲気を塗り替えてしまうくらいの明るさで接する必要があります」
「とはいえ、過度に話しかけたりジョークを言ったりする必要はなく、必要最低限の声掛けで十分です。ありきたりかもしれませんが、良いショットには『ナイスショット』、ミスショットには『ドンマイ』、林やガケ下などから見事にリカバリーしたときには『ナイスリカバリー』でいいのです。むしろシンプルで前向きな言葉のほうが効果的でしょう」
「ホール間の移動中やパー3の待ち時間などには、その人の良いプレーを振り返って『さっきのリカバリーショットはすごかったですね』『どのクラブで打ったのですか?』などポイントだけでOK。こちらがポジティブな会話を心がけると相手の気持ちも和らいできます。クラブの番手や距離など、具体的なことを聞くほうが答えやすいと思います。思いやりを持って接することで相手の態度を懐柔できる場合がほとんどなのです」
一緒に回っている人がイライラしたり不機嫌になったりしても、ピリピリしたままゴルフを続けることはありません。“やんわり指摘”で、重苦しいラウンドを楽しく気持ちのよいものに変えましょう。
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