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- 日本ゴルフ協会は推奨してるけど… 夏場の“シャツの裾出し”はドレスコード的にOKになってきているの?
一昔前のゴルフ場ではシャツの裾出しを禁止していましたが、現在は酷暑の影響で夏場に限り容認するゴルフ場が増えています。しかし、いまだに“解禁”できないコースが存在するのはなぜなのでしょうか。
現在シャツの裾出しを禁止するゴルフ場はごく一部
全国的に記録的な猛暑が続くなか、ゴルフ場での熱中症対策に注目が集まっています。特に夏場のプレー中の“シャツの裾出し”は体温調節の観点から効果的とされ、日本ゴルフ協会(JGA)も数年前からゴルファーへ推奨しています。

一昔前のゴルフ場では、ドレスコードとしてシャツインを義務付けているところがほとんどでした。現在、実際の現場はどのように変化しているのでしょうか。日本ゴルフ場経営者協会(NGK)の大石順一専務理事は、以下のように話します。
「昨今では、ほとんどのゴルフ場がシャツ出しを容認するようになりましたが、一部のゴルフ場ではいまだにドレスコードで禁止されています。ただ、そのようなゴルフ場は、一定以上の気温を超えたらクローズするなど、ゴルファーに配慮した対応をとっているところも多いです。もしくは、夏季の期間だけはOKにするなど、限定的な措置を導入するケースも増えています」
実際にシャツの裾を出した方が空気の循環が良くなり、体感温度が4度ほど下がるといわれているので、あえてインするメリットはなさそうです。そもそも、なぜゴルフ場ではシャツインが義務付けられていたのでしょうか。大石氏は以下のように話します。
「どうしてもファッション的にだらしなく見えてしまうことが一番の理由です。一昔前のポロシャツ等は、裾が長いデザインが多かったので、インしないとお尻のあたりまで垂れ下がってしまい、見た目の印象がよくありませんでした。ただ、最近のゴルフウエアはシャツ出しを前提として裾が短く設計されているものも多いので、特に違和感はありません。そのため、今後はより主流になっていくと思います」
ゴルフウエアのデザインは、ここ数十年で大きく変化し、モックネックやフード付きウエアなども許容されるようになってきました。今後は、より機能性や快適性を重視したファッションスタイルに変化していくのかもしれません。
ゴルファーの熱中症に対する意識も向上している
さらにルールやマナーの啓蒙活動を積極的におこなっている一般社団法人 静岡県ゴルフ場協会事務局長の吉田真之氏は「静岡県の名門コースもシャツの裾出しなど、全体的にドレスコードが緩和されている」としつつ、ゴルファーの熱中症に対する意識も変化してきていると話します。
「最近では、ゴルファーの間でも熱中症が他人事ではないと強く認識され始め、自主的に体調不良をスタッフに告げたり、カートで安静にしたりする人が増えて、非常に助かっているという話を聞いています。熱中症になってしまうゴルファーの大半は、休憩時にレストランでアルコールを飲みすぎたり、前日に深酒をしてラウンドしたりするケースが多かったのですが、そのような無理をするゴルファーも減ってきている印象です」
ゴルフ場側も積極的に熱中症対策へ力をいれる一方、ゴルファー側もドリンクを多めに用意したり、氷のうを持参したりと万全の準備を行う人が増えているようです。また、昨今では暑さ指数(WBGT)に応じて、当日のキャンセル料金を免除する、キャディーの帯同を禁止するなど、ゴルファーやスタッフにも配慮した対策を行っているコースもあります。
熱中症のリスクが高まり続けている昨今、ゴルフ場にはドレスコードの見直しを含めた“安全第一”の運営が求められています。今後は、熱中症対策が十分にされているかどうかも、ゴルフ場を選ぶ上で、大切な指標になっていきそうです。
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