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- 想定以上の酷暑でコンディション悪化→口コミで広がり予約激減だったゴルフ場 来場者数をV字回復させた“苦肉の策”とは?
酷暑によるコースコンディション悪化で集客に苦労していたゴルフ場が多かった今年の夏。そんな中、あるゴルフ場が悪いコンディションを逆手に取った施策で来場者数をV字回復させたといいます。
酷暑によるコンディションの悪化で来場者が激減
今年の夏もゴルフをプレーするにはなかなか厳しいコンディションの日々が続きました。それでも暑さに負けずにラウンドを楽しんだゴルファーがたくさんいましたが、ゴルファーを迎え入れるゴルフ場はいろんな苦労があったと思います。
例年にも増して過酷だった酷暑をどのように乗り切ったのでしょうか。ゴルフ場に今夏の苦労話を聞いてみました。
「うちのゴルフ場はコースコンディションが例年以上に悪化しまして、いくつかのホールはフェアウェイもグリーンも芝生がかなり傷んでしまいました」
「夏が猛暑になるのは分かっていましたから、コース管理もそれなりに準備はしていたのですが、それを上回る気温の高さで対応できませんでした。日中の気温が高いだけでなく、夜になっても気温が下がらないんですよ。人間にたとえると、夜も暑くて寝られないので、日中に受けたダメージが回復しないのです」

「コースコンディションがよくないことがネットのクチコミで広まり、8月は集客にかなり苦戦しました。具体的な数字は申し上げられませんが、対前年比で相当落ち込みました。お客様から見放されてしまったのは大きな痛手になりました」
「ただ、コースコンディションが一度悪化してしまうと、簡単には元に戻りません。どうやって集客を立て直すか頭を悩ませました」
乗用カートのフェアウェイ乗り入れを実施したらV字回復
このゴルフ場は客足が遠のいた状況を打開するため、思い切った施策を打ち出しました。傷んだ芝生に追い打ちをかけるかのように、乗用カートのフェアウェイ乗り入れを実施したのです。
「乗用カートのフェアウェイ乗り入れは、それまでにも営業施策の一環として検討したことがありましたが、コース管理部門から『芝生が傷む』という強い反対があり、実施に踏み切れませんでした」
「しかし今夏は芝生がすでに傷んでいるのですから、これ以上傷んだってどうってことないじゃないですか。すでにコンディション不良でお客様にご迷惑をおかけしているのですから、その代わりに利便性を高めて満足していただけるように発想を転換しました」
「近隣コースは乗用カートをフェアウェイに乗り入れる際、1台につきプラスいくらと追加料金を取っていますが、うちのゴルフ場は追加料金なしで実施しました。すると、『あそこのゴルフ場は、コースコンディションは今イチだけど追加料金なしでフェアウェイに乗り入れできる』と評判を呼び、来場者数がV字回復しました」
「フェアウェイの乗り入れはお客様の潜在的なニーズを感じていましたが、これほどまでとは思いませんでした。秋以降も継続して実施し、集客の切り札にしていきたいですね」
ここ何年か猛暑の中でプレーしていて感じるのは、夏の暑さが以前とは比較にならないほど高温多湿になっているため、芝生のコンディションを維持するのが難しくなっているということです。
特に本来は冬芝であるベント芝は暑さに耐えきれず、どこに行っても夏バテしています。フェアウェイもターフを削り取った後の地肌がむき出しになり、芝生が薄くなって打ちづらくなっています。これは大衆コースだけでなくトーナメント開催コースなども同じ状態に陥っていますから、夏の気候が著しく変化したことでコース管理部門がいくら頑張っても対応できないのでしょう。
ベストコンディションでプレーできる環境を提供できないのであれば、ゴルファーの利便性を優先するという決断は理にかなっています。秋になっても夏のダメージを引きずり、コースコンディションはボロボロのままなのに、ベストシーズンだからという理由だけで値上げをしているゴルフ場は、こういう発想を見習ってほしいです。
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