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- 投光器や車のライトで暗いグリーンを照らす風景は減っている!? 18ホール完遂のためにゴルフ場が行っている日没対策とは?
10月に入りようやく涼しくなり、絶好のゴルフシーズンに突入しました。しかし、今度は日没時間が早くなりゴルフ場はその対策に追われます。そこで、日没対策の苦労をゴルフ場に聞きました。
前半で遅れが生じたときはハーフ休憩を短くする
秋になっても気温が高い日は続いていますが、日照時間は確実に短くなってきました。東京の日の入り時刻は10月1日が17時25分で、10月31日が16時47分ですから、これから日を追うごとにプレー可能な時間が短くなります。
ゴルファーの感覚だと、10時台の前半にスタートしておけば日没の心配はないと思っているかもしれませんが、前半ハーフが3時間かかると、ハーフ休憩を終えて後半をスタートするのが14時ごろになります。後半ハーフも3時間ペースだと18ホールの完遂があやしくなります。
このような場合、ゴルフ場はどうやって日没までに間に合わせるのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
「うちのゴルフ場はそもそも、日没になりそうな時間帯のスタート枠は販売しません。ゴルフ場によって『日没了承プラン』を販売しているところもありますが、もし本当に18ホールを回り切れなかったらクレームになりますから、うちのゴルフ場は何がなんでも18ホールを回り切れるように対応します」

「まず前半ハーフで遅れが生じたときはハーフ休憩を短くします。ハーフ休憩は通常、1時間前後に設定していますが、40~50分に短縮して後半のスタート時間を早めます」
「日没の心配がないときにハーフ休憩を40~50分に短縮するのは、アウトスタートとインスタートの進行状況にギャップが生じたときですが、日没が心配なときはアウトもインも短縮します。これによって、前半ハーフ終了時点で黄色信号だった日没の心配が、いったん青信号に戻ります」
後半で遅れが生じたときはインターバルをサポートする
「ただ、前半ハーフで遅れが生じているときは、後半ハーフも流れはよくないんですね。そのままだと黄色信号に逆戻りしますから、どこかで対策を講じなければなりません」
「うちのゴルフ場はホール間のインターバルが長いので、インターバルの移動時間を短縮します。どうやって短縮するかといいますと、電磁誘導式カートにキーを差して自走式カートに切り替え、スタッフが運転して次のホールまで運びます。そうすると1ホールにつき1分程度の時間短縮になります」
「1分程度の時間短縮なんて焼け石に水と思うかもしれませんが、18ホールのゴルフ場は予約をフルに取ると50組入ります。それをアウトとインに分けて25組ずつスタートしていますから、1組1分短縮できれば25組で25分です。最終組の進行を25分早めることができれば、日没の心配は格段に少なくなります」
「ひと昔前は、最終組のホールアウトがあやういときは、18番ホールのグリーンをコース管理車両がライトで照らしたりしていました。それでお客様から『照らしてくれてありがとう』なんていわれていた時代もありましたが、そんなのサービス業としておかしいですよね」
「昨今は車のライトで照らす代わりに、移動式の投光器を用意している施設もあるようですが、ボールが完全に見えるかといったら、微妙なところがあります」
「ナイター設備を設置しているコースであれば、『日没以降はナイター照明で照らします』とお伝えし、お客様もそれを承知しているなら何の問題もありません。しかし明るいうちにホールアウトするつもりだったお客様が、真っ暗闇の中、投光器の照明でプレーするというのは不満に感じるでしょう」
「ですから前述のとおり、うちのゴルフ場はすべての組が明るいうちにホールアウトできるように対応します。日没に関する情報は、お客様は把握していませんし、前が詰まっていたら急ぐこともできませんから、ゴルフ場が責任を持って進行管理すべきだと思います」
多くのゴルファーは日没の心配なんてしていませんが、秋は想像以上に日の入りが早いです。スタート時間が9時30分以降だと、進行状況によって日没のリスクが背後まで迫ってきます。そのことを踏まえた上でラウンドの予定を立てたほうがいいです。
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