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- 「プ~ン」ゴルフ帰りの車内を飛び回る“蚊” 侵入防ぐ&追い出す知恵とは? 一撃で仕留めるには“手の向き”が大事!?
コース内はもちろん、さまざまな場面でゴルファーを悩ます蚊ですが、意外と“あるある”なのが、プレーが終わって駐車場でクルマに乗り込んだとき、蚊が車内に入り込むケースです。侵入させない&追い出す知恵を専門家に聞きました。
涼しくなったからといって“風呂キャン”すると蚊がついてくる
蚊が最も活動しやすい気温は25度から30 度といわれています。10月第2週のある日、北海道を除く、東北から沖縄までがまさに25度から30度の適温でした。この夏暑すぎて活動できなかった蚊は、今まさに活動のピークを迎え、11月初旬にかけて活発化し、ゴルファーの悩みのタネとなりそうなのです。
コース内はもちろん、さまざまな場面でゴルファーを悩ます蚊ですが、意外と“あるある”なのが、プレーが終わって駐車場でクルマに乗り込んだとき、あるいはキャディーバッグや荷物をクルマに積んでいるとき蚊が車内に入り込むケースです。しばらく走ってから誰かが蚊がいることに気がついて車内で大騒ぎしたものの、どこかに逃げたり隠れたりしてしまい、最終的に東京へ連れて帰ったという話もあります。
さっそくこの「クルマの中に入ってしまった蚊」問題について、テレビ出演でもおなじみのヤマザキ動物看護大学 長島孝行教授に聞いてみました。

まず、車内に蚊を入り込ませないためのアイデアはあるのでしょうか。
「一般に多い蚊はヤブ蚊といって、人についてくるのが非常に得意な蚊です。気づかれにくいズボンの裾やシャツの裾など洋服の裏側、あるいは背中にとまって、人がクルマに乗るのと一緒にまんまと侵入を成功させます」
「それを防ぐには、例えばクラブハウスを出て駐車場へクルマをとりに行ったときなどは、ドアをすぐ開けずに“あること”をするのが効果的です。あることとは、ドアを開ける前に、ズボンやシャツの裾だけでなく両袖、胸からお腹、背中、ズボンというように服全体を上から下へササッ、ササッ、ササッ……と軽く払っていくことです。上から下へというのは、そうすることで払い忘れる箇所がなく、比較的まんべんなく払うことができるからです。時間がかからず簡単にできますから、ぜひ実行してみてください」
「また、夏はゴルフのプレー後ほとんどの人がシャワーを浴びると思いますが、少し涼しくなってくるとそんなに汗をかいていないからといって省略する人もいるのではないでしょうか。蚊は匂いに敏感で汗の匂いにつられます。汗をかいたままの状態の人に寄ってきて、服や体のどこかに止まって、一緒にクルマに入っていきやすくなります。蚊がついてこないようにするには、同乗者全員がプレー後シャワーで汗を流してからクルマに乗るのがベターです」
長島教授は、服についた蚊を落とすためにクルマのドアを開ける前に服を払うことを推奨しています。それは春の花粉症対策としても有効だと聞きます。ゴルフ場では虫や花粉や汚れなどさまざまなものが付着しますから、服を払ってからクルマに乗る行動を習慣にするのがよさそうです。
蚊の飛び方に着目した一撃必殺の撃退法とは?
ただし、それを実行しても、キャディーバッグや荷物を積んだり同乗者が乗り込んだりしたときに蚊が入ってくるのを100パーセント防ぎきることはできません。
問題は、クルマが走っているとき蚊が車内に入っていることに気づいた場合です。走行中に運転者が直接退治することは危険なためできませんし、同乗者が退治しようと試みても、大抵の場合はダッシュボードと座席を行ったり来たりして逃げてしまったり、シートの下や足元へ隠れたりして見失ってしまいます。
いったいどう対処したらいいのでしょうか。
「先日タクシーに乗る機会があったのですが、車内に虫除けプレートが吊るしてあるのを初めて見ました。ゴルフの行き帰りに限らず、蚊が車内に出没した場合、ドライバーは何もできませんので、あらかじめプレートを吊るしておくのはいいアイデアです。プレートだけでなくキーホルダーや置物など、最近はさまざまな虫除けグッズが販売されています。そういうものを見つけて利用するのも一つの手だと思います」
「そのほかにすぐできる対策は2つあります。1つ目は多くの人がするでしょうが、走行中に窓を開けることです。それによって風が循環するわけですが、蚊は風に弱く、風速2~3メートルもあると飛べなくなります。風に流されるまま車外へ追い出すことができるのではないでしょうか」
「それでも車外へ出ていかない場合や窓を開けられない場合は、2つ目の対策として、蚊が風に弱い習性につけ込む方法があります。このところの猛暑で多くの人が手持ちのファンで暑さをしのいでいますが、そのファンを自分に向けて回すのです。そうすれば蚊は飛べなくなりますから、自分に寄ってくることも、車内を飛び回るようなこともないでしょう」
虫除けグッズの使用と窓を開けることは運転しながらでもできますし、同乗者がいてファンがあれば回してもらうのがよさそうです。
さて、それでもなかなかクルマの外へ出ていかない蚊がいると気になります。狭い車内のどこに隠れているんだろう、早く退治したい。それなのにうまく隠れられたり逃げられたりするとイライラします。
そこで長島先生に、蚊をバシッと仕留める裏技を教えていただきました。
「蚊は、とまりぎわになると横方向には飛びません。右から左、左から右へ動くのではなく、上から下、下から上へと縦に動きます。ですから、拍手をするように左右に開いた手のひらを横からから合わせるように動かすと、空振りしやすくなってしまうんです。そうではなく、手を上下に動かすといいでしょう。手のひらを上下に開き、上からと下からとでバシッと叩くようにすると、かなりの確率で蚊を仕留めることができますよ」
蚊をバシッと叩くのは乱暴なイメージで抵抗があります。しかし、長島教授が教えてくれたのは、蚊の習性や弱点を逆手にとることによって退治する、スマートかつスナイパー気分を味わえる方法でした。
【解説】長島孝行(ヤマザキ動物看護大学 動物人間関係学科 教授)
農学博士。さまざまな昆虫の生態や能力を研究・応用して、社会や人々の生活や医療器具等の開発にも取り組んでいる。著書に「蚊が脳梗塞を治す!昆虫能力の驚異」(講談社α新書)、「昆虫テクノロジー研究とその産業利用」(シーエムシー出版共著)など。メディア出演も多数。
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