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- 「乗用カートがないゴルフ場には行きません」はもったいない!? “歩きプレー”の楽しさとスイングへの影響とは?
ほとんどのゴルフ場で導入されている乗用カートですが、河川敷や名門コースでは、未だに歩きプレーしか選択肢がない場合もあります。
ゴルフは歩くスポーツと思っていない人が増加
近年のゴルフのプレースタイルは、乗用カートを利用したセルフプレーが主流となっています。しかし筆者は1年に何回か、18ホールを歩きでプレーします。
歩きのプレーは大別すると2パターンです。一つが手引きカートを利用したセルフプレー。もう一つが手押しカートをキャディーが運搬するキャディー付きプレーです。どちらのプレースタイルも個人的には好みで、「18ホールを歩いてプレーするのは楽しいな」とウキウキしながら芝生を踏みしめてラウンドしています。
ところが、周りのゴルファーとゴルフ談議をしているときに「今度のラウンドは歩きプレーなんですよ」という話をすると、ほぼ100%の確率で「大変ですね」といわれます。「ボクは乗用カートがないゴルフ場には行きませんよ」と断言するゴルファーもいます。
このあたりの認識は、エンジョイゴルファーとアスリートゴルファーで180度異なります。アスリートゴルファーは「ゴルフは歩くスポーツ」と認識しています。エンジョイゴルファーは「ゴルフはボールを打つ遊び」と認識しています。
筆者は完全なエンジョイゴルファーですが、歩くことに関してはアスリートゴルファー寄りの考えを持っています。ゴルフは18ホール歩いてプレーするのが本流で、乗用カートを利用したプレーは亜流だと思っています。

これはおそらくゴルフを始めた時期が関係しています。筆者がゴルフを始めた25年前(2000年ごろ)は、乗用カートがほとんど普及しておらず、18ホールを歩くのが当たり前でした。「歩けなくなったらゴルフをやめる」のがゴルファーの掟のように伝えられており、ベテランゴルファーは70歳になっても80歳になってもゴルフが続けられるように、歩いて足腰を鍛えていました。
歴史ある名門コースでは今でも「ゴルフは歩いてプレーすべき」「歩けなくなったらゴルフをすべきではない」という文化が残っています。一方で、乗用カートという便利な乗り物が普及したことによって、「歩くのはしんどくなってきたけどゴルフはまだやりたい」というゴルファーが増えてきました。名門コースもそういうゴルファーを邪険にすることはできず、「○歳以上であれば乗用カート利用可」と条件付きで乗用カートを使えるようになってきました。
歩くかどうかは個人の自由だが足腰が鍛えられる
筆者はできればすべてのラウンドを歩きでプレーしたいのですが、年間ラウンド数の8割以上が乗用カートを利用したセルフプレーなので、そういうわけにはいきません。ティーショットを打ち終えてからフェアウェイに到達するまでは乗用カートに乗らないとスロープレーの原因になりますし、フェアウェイからグリーンまでの間も同伴メンバーの誰かが乗用カートの運転(もしくはリモコン操作)を行なわなければなりません。
同伴メンバーの4人全員が乗用カートの運転に慣れていれば、各自のボール位置によってカートの運転を分担することができますが、慣れていないメンバーが1~2人いる場合は残りのメンバーでカートの運転を担当しなければなりません。そうすると歩く距離は必然的に短くなります。
本当はもっと歩きたいのですが、歩く距離が短くなることに対して不満を抱く権利はありません。歩きたかったら完全歩きプレーのゴルフ場に行けばいいだけの話です。実際に、歩いてプレーするために、そういうコースの会員権を購入しているゴルファーもいます。
筆者はそこまでするつもりはありませんから、歩けるときはできるだけ歩き、自分がカートを動かしたほうがスムーズなときはカートに乗るというプレースタイルでラウンドを楽しんでいます。
ただ、先輩ゴルファーのプレースタイルを見ていると、積極的に歩いている人は年を取っても力強いショットを放っていますが、乗用カートに乗ってばかりの人は年を取るにつれてショットが弱々しくなります。これはたぶん下半身の筋肉量や可動域が影響しています。
ゴルフの楽しみ方は人それぞれですが、年を取っても力強いショットを打ち続けたいなら、歩いて足腰を鍛えたほうがよいのでしょう。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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