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- 人工芝や地面が硬い時に使う「ティーボーリング」は“刺し加減”が激ムズ!? ミスを防ぐティー選びのコツと使用時の注意点
近年増加傾向にある人工芝のティーイングエリアや冬季凍結時に使用する「ティーボーリング」。ほとんどのゴルファーが使い方を理解しているが、思うようにティーアップできずミスショットの原因になることも多い。
ティーボーリングを使うとミスが出やすい
冬が近づくとゴルフ場のティーイングエリアに用意されるのがティーボーリングです。ティーボーリングは鉄の棒の先に重りと針がついている器具です。
気温が下がると地面が凍結して固くなり、ティーペッグが刺さらなくなることがあります。そんなときはティーボーリングの出番です。針の部分を地面に「エイヤッ!」と突き刺し、穴を開けます。その穴にティーペッグを差し込みます。
近年はティーイングエリアの品質を一定にするため、天然芝ではなく人工芝を採用するゴルフ場が多くなったので、ティーボーリングが1年中置いてあるところもあります。そのせいか以前と比べて使い方を知っているゴルファーが増えた気がします。「これ、何ですか?」「どうやって使うのですか?」と質問されることがだいぶ減りました。
ただ、使い方を知っていても、使い慣れているわけではありません。多くのゴルファーは月1~2回くらいしかラウンドできないので、ティーボーリングを見かけると「これ、地面に穴を開けるやつでしょ」ということは理解していますが、いざ使うとなると、ぎこちない動きで「どっこいしょ!」と穴を開けます。

ところが地面に穴を開けたはずなのに、その穴が見当たりません。「このへんだったはずだけどな?」と首をかしげながら、次は見失わないように狙いを定め、もう一度開けます。
しかしながら、今度は穴を開けることに意識を集中しすぎて、自分の立ち位置を気にするのを忘れていました。穴にティーペッグを差し込んでアドレスすると、ティーマークが微妙に邪魔だったり、つま先上がりの傾斜だったりします。
すでに1回やり直しているのだからと、スタンス幅を狭くしたり、アドレスの向きを微調整してティーショットを打ちますが、アドレスがしっくりこないときはたいていミスショットになります。下半身に力が入らず、手打ちでペラペラのスライスが出たり、引っかけて左の林に打ち込んだりします。
冬場はティーペッグが思いどおりに刺さらない
自分の立ち位置も考慮して穴を開けることができたとしても、ボールをイメージどおりの位置にセッティングできるとは限りません。最初の課題が“穴の深さ”です。ティーボーリングの針の長さはゴルフ場によって異なります。穴が深かったり浅かったりすると、ボールの位置が低くなったり、高くなったりします。
普段のラウンドだったらティーペッグを刺し直して高さを調整できますが、ティーボーリングの穴の深さを調整するのは難しいです。結局のところ、針を思いきり刺した穴の深さでティーアップするしかありません。そうするとトップ気味の低い球が出たり、テンプラ気味の高い球が出たりします。
もう一つの課題が“穴の太さ”です。太い穴に対してティーペッグの軸が細いと、グラグラしてボールがすぐにこぼれ落ちます。細い穴に対してティーペッグの軸が太いと、ティーペッグが奥まで刺さらずに苦労します。
“穴の深さ”と“穴の太さ”も自分で決めることができません。普段と同じフィーリングでティーショットを打ちたければ、普段と同じティーペッグにこだわるのではなく、いろんな種類のティーペッグをキャディーバッグの中に入れておいたほうがいいです。筆者はドライバーを打つ際、70ミリのティーペッグにティーアップするのが好みですが、冬場は70ミリだと高すぎることがあるので、65ミリと60ミリのティーペッグも持ち歩いています。
それとティーボーリングで開けた穴にティーペッグを差し込んで打つと、ティーペッグがビックリするほど遠くまで飛んだり、根元からボキッと折れたりします。地面が硬いのでインパクトの衝撃がダイレクトに伝わるのでしょう。
最近流行りのTOUR TEE(ツアーティー)は、普段のラウンドでは折れることなんて絶対にありませんが、冬場のラウンドでは真っ二つに折れることがあります。値段が高いけどボールが飛ぶといわれているティーペッグを大事に使っている人は、地面が硬い日は使うのを控えたほうがいいかもしれません。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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