- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフライフ
- インドア練習場だと上達が頭打ちになる!? 「インドア・屋外・ショートコース」それぞれのメリットデメリットを整理した
冬はラウンドしないで練習に専念するゴルファーは多いです。最近はインドア施設も充実しているので、暖かい場所で練習する人も増えています。しかし、インドアばかりで練習していると、本番でうまくいかない可能性もあるといいます。
インドアが寒い時期の反復練習には最適
寒さが日に日に深まると、屋外練習場から足が遠のき、インドア練習施設に入り浸るゴルファーが増えるのではないでしょうか。
日本の練習施設は屋外打席の外周にネットを張った“打ちっぱなし”が主流でしたが、コロナ禍でゴルファーが密集・密接している映像が批判を浴びたこともあり、個室に近いタイプのインドア練習施設が一気に普及しました。
筆者もこの時期に、自宅周辺に新しくできたインドア施設を片っ端から調べ、利用料金が良心的で設備が充実している24時間無人営業の練習施設の会員になりました。
入会当時はこれが絶好の選択で、それまで練習だけで月1万円以上使っていたのが、ほぼ半額になりました。それにもかかわらず練習量は2倍になりましたから、ショットの安定感が格段にアップしました。
ところが、このインドア施設に2年ほど通い続けているうちに、上達スピードが鈍化してきました。正確にいうと「インドアではいいショットが打てるのに、コースではいいショットが打てない」ことが増えてきたのです。

知り合いのプロに相談したところ、次のような指摘を受けました。
「インドア施設で練習を続けてきたので、ショットの精度は上がったと思います。ただ、コースに出ると池やバンカーなどのハザードがありますし、打ち上げや打ち下ろしなどの高低差もあります。シチュエーションが変わるとスイングに乱れが生じます」
「普段のショットが安定したぶん、コースのシチュエーションに対応できずにミスショットが出たときの落差が大きくなり、『コースでいいショットが打てない』という印象が強くなったのかもしれません」
その指摘を受けて「じゃあ、どうしたらいいの?」と質問したところ、「コースでいいショットが打ちたいなら、コースで練習したほうがいいですよ」といわれました。
「そんなのプロじゃないと難しいでしょ」と思ったのですが、探してみると自宅からそれほど遠くないところに芝の上で練習できる環境(ショートコースでのラウンドレッスン)がありました。そんなわけで今冬は、寒いのは承知のうえで、屋外のショートコースで練習に励んでいます。
寒さに負けずにアウトドア施設で練習するのもメリットがある
屋外練習場→インドア練習施設→ショートコースと、さまざまな練習環境を渡り歩いてきた筆者が感じるのは、すべての環境にメリットとデメリットがあるということです。
屋外練習場はショットの飛球線が見えるのがメリットですし、1球ごとにショットの狙いどころを変える練習も実践で役立ちます。冬は寒くて手足が冷えますし、足元にストーブが置いてあると暖かいけど肌がかゆくなるというデメリットもありますが、それを補うメリットもあります。
インドア練習施設は外が寒くても施設の中に入れば快適な環境で練習に集中できるのが最大のメリットです。一方で、ショットの弾道は正面のスクリーンに表示されるもののリアルではありませんし、コースのさまざまなシチュエーションに対応する練習を行なうのも難しいです。
シミュレーションゴルフの最新機種は、ボールのライに応じて打席が傾いたり、バンカーショットの砂の抵抗を再現する専用のボール置き場が用意されていたりします。ただ、そういう機種を導入している施設は利用料金が高いので、「その金額を出すなら本物のコースに行きたいんですけど」という印象を受けます。
ショートコースでのラウンドレッスンは、1球当たりの単価は決して安くありませんが、「練習場ではいいショットが打てるのにコースではいいショットが打てない」という弱点を克服できそうな手ごたえを感じています。ただ、気温が低い日はめちゃめちゃ寒いですし、手がかじかんでトップしたときはビリビリとしびれます。
ゴルフの最適な練習環境は、住んでいる地域によって変わります。インドア練習施設は都市部で普及していますが、地方部にはまだ進出していません。ショートコースが近くにあるかどうかも人それぞれです。「ショートコースよりも本コースのほうが近い」という環境に住んでいる人もいます。
ですから、どの練習環境がよいとは一概にいえませんが、ゴルフの上達を目指して練習するなら、確実に上達につなげたいですし、できるだけ短期間で効率的に上達できれば最高です。
冬はゴルフ場が積雪クローズで、思う存分ラウンドできない人も多いでしょうから、ラウンド数が減るぶん練習量を増やし、2026年シーズンはレベルアップした姿をゴルフ仲間に見せつけたいところです。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
最新の記事
pick up
ranking








